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000. あなぐま すみ の始まり

文章の修行のために、手記を書くことにした。

当方、齢にして38歳の女武者である。
名を、仮にあなぐま すみと申す。
ねこと暮らしし者なり。

ここからは普通の言葉で喋らせてください。
向いてないことはしないほうがよい。

生態概要

あなぐま、東京で生まれてそれなりに社会人経験を積み、自他ともに認める社畜として馬車馬のごとく働き、一定の域までは昇進もした。
でも紆余曲折あって一念発起し、ばっさりと会社を辞めた。今は、とあるシナリオスクールでおばちゃん学生をやっている。
趣味の範囲で20年以上続けていた文章を、基礎からきちんと学び直して、文章でごはんが食べられるようになりたいと思ったからだ。

これがあまり一般的な選択ではないことは、あなぐま当人が最も理解している。
いろいろな理由があって決めたことではあるのだが、そこはもう、ここでは敢えてあまり書かぬ。自分自身の中に軸として持っていればよいと思っている。武士キャラまだちょっと引き摺ってんな。

もともと直近所属していた企業では、いわゆる裏方の仕事をしていた。
華々しい『企業の顔』になるなんてことは毛頭なく、得意だったのは顔役の人たち向けにややこしい会議の原稿を書いたり、人を言いくるめるための台本を書いたり、人当たり良さそうにクレーマーをけむに巻いたり、いかにサイレントに効力を発揮する規則や契約書を作るか、みたいなことだった。
要は、結局会社員をしながらも、文章や言葉で生き残っていたのだ。なんかもう、だったらちゃんと一回綺麗にきちんと文章学んで、武器として刃を研いでおくのは損になるまい、みたいな話である。
森で暮らすにもタタラ場で暮らすにも、刃は鋭利なほうがいいと思うんよ。

あなぐまの近況

そんなわけで、本来であれば自分の娘や息子でもおかしくないくらいの若い皆さんと、現在は机を並べさせていただいている。
もう、皆さん、とてもみずみずしくて希望に満ち溢れている。水を得た魚のように授業内容を吸収して、めざましいスピードで成果物に反映されていくのが、本当にすばらしい。おばちゃんはおののいている。
なるべく顔に出さないように努力はしているが、まだ入学から1ヶ月過ぎたばかりではありながらも、あなぐまはもう、クラスメイトの人たちのことが大好きだ。年若い人たちの多い彼らの立場からは、わたしのような者には絡みにくいと思うので、そこは「無理のない範囲で大丈夫よ感」を醸し出そうと試みているのだが、あなぐまが彼らを勝手に好きに思って、たまにニチャ……と笑ってても、あんまり彼らには気にしてほしくないと思う。

気になるレベルになったら、メッセンジャーをください。
公共の電波を私信に使うな。

今後の指針

さて、このnoteだが、とりとめのない中身が今後も多くなるとは思うものの、なるべく手記をこつこつ書き溜めていければいいと思っている。
日常のこと、課題のえぐさ、学んだこと、壁打ち、趣味のこと、好きなコンテンツのこと、クラスの仲間たちのこと。あと、学校の先生たちのこと!
先生たちのことも、あなぐま、ニッチャニチャに大好きなのだ。noteを始めようと思ったのも、とある先生に勧めていただいたからだ。とはいえ個人情報は厳守にて候。
雑多な内容になるとは思うが、テキストが短くても長くても、人に伝わるように文章を書く、という意識付けのために使っていきたい。

note社さま、貴重な1アカウントをお借りいたします。
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。


あなぐま すみ 拝

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