見出し画像

初めてサークル参加した話+α @文フリ大阪

 最後にnoteを書いたのっていつだっけ……? と自分の最新記事を見てみると、

「公開:2020年12月30日」

……………。

 実に640日ぶりの更新になります。
 本当なら参加させていただいた企画とか日々感じたことも書き留めておきたいなあとは常々思うのですが、自分が書いた日記やエッセイの文章が心底苦手なため、なかなか手が進まないジレンマに陥ってます。
 でも、イベントの参加や1年のまとめくらいはきっと未来の自分の役にも立つだろうと期待して、今回は先日サークル参加してきた文フリ大阪のお話をしたいと思います。

■参加することになった経緯

 元々フォロワーさんの本が買いたくて、文フリに一般参加したのが2020年秋の文フリ東京でした。そのとき、本当に楽しくて充実していて「いつか自分の本を頒布できたらいいな」と思いました。
 そして1年後の文フリ東京にて、フォロワーさんのサークルに委託してアンソロジー「その約束は夏の城で目覚めを待つ」(なつまつ)を頒布しました。
 フォロワーさんがめちゃくちゃお優しかったので、私もちょっとだけスペースにお邪魔して頒布のお手伝いをさせてもらったりしました。
 自分の書いたものを誰かに買っていただけるという幸福感! ありがたいことに、アンソロはそのイベントと通販で完売しました。
 そのとき、今回一緒にイベント参加をしている砂原翠(@sunahara_midori)さんと「イベント出たいね」「良かったら一緒に出ませんか」という話になったのが、サークル参加することになった経緯です。

■合同誌「糸を解く」

 砂原さんと一緒にイベント参加することが決まったとき、「折角なら何かふたりで本を出したいね」ってなり合同誌企画は始まりました。
 往復書簡形式にしよう。殺人犯とその家族をメインにしよう。じゃあプロットはこんな感じにしよう。ふたりで月1回ペースで打ち合わせをして、試行錯誤しながら書いていきました。
 この作品は、殺人を犯した兄・糸哉と父を殺された妹・聖が交す手紙で物語が進む形式になっています。
 砂原さんが書いた糸哉パートを読んで、私が聖パートを書くという流れを、実際に文通をするみたいに半月ごとに繰り返していきました。
 毎月推し作家が書いた作品を一番読める喜び。自分が書いたものへ物語を通してお返事がくる喜び。喜びetc. 個人的にはとっても楽しく充実した半年でした……!
 カバーはイラストを砂原さんに書いていただきました。めちゃくちゃ可愛くて、想像してた糸哉・聖にドンピシャでした。ぜひぜひカバーだけでも見てってください!!

「糸を解く」カバー

 タイトルや文字部分は、私の方で入れさせていただきました。
 黒背景だったこととイラストをメインにしたかったので、細いフォントだけどきちんと主張するように気をつけました。
 そういえば、タイトルの「糸を解く」は私案を採用してもらいました! ふたりでいくつも案出ししたのですが、最終的には砂原さんに譲っていただきました笑
 色々話したいことはあるのですが、こちらは文フリ東京でも頒布予定でぜひネタバレを読まずに触れてほしい作品なので、完全に頒布完了した暁にはどこかで語れればいいなと思います。
 エピローグが本当に最高なんです…………。ぜひぜひ読んでください!

⇩試し読みとあらすじはこちらから。


■イベント当日

 前日の新幹線運休を無事乗り越え、当日大阪に到着しました。
 文フリ大阪自体はじめての参加だったのでどきどき。胃はきりきり。めちゃくちゃに緊張してました。
 今回はイベントに何度も参加している先輩フォロワーのhamapito(@hamapito1)さんと隣接でした。
 砂原さんのサークル「ハムスターの背比べ」での参加で、設営は順調に進みました。
 基本的にはよくあるスペースの感じになったかなと思います。
 頒布したものは
 ・糸を解く(新刊・砂原さん月並合同誌)
 ・神様を撃ち落としたいけれど!(新刊・砂原さん個人誌)
 ・夏に捧ぐ(既刊・月並個人誌)
 ・青春大否定(既刊・月並参加アンソロ)
 ・眠れない夜のためのフィクション(フリーペーパー)
 でした。

お品書き
設営したスペース

 開場してから間もなく、フォロワーさんがスペースに来てくださいました。合同誌をお手に取ってくださり、言葉にならないくらい嬉しかったです……!
 それから、フォロワーさんも初めましての方もスペースにいらしてくださって、ご挨拶したりお話したりと、とっても楽しい時間を過ごしました。
 折角ならお迎えいただいた本を手渡ししたいという思いが強かったので、スペースを離れがたく、一般参加とサークル参加の違いを強く感じました。
 スペースにおいでくださった皆様、本当にありがとうございました!! 関西でしかお会いできない方もたくさんいらっしゃって、とても貴重な時間を過ごさせてもらいました。

 ここからは、今回のサークル参加に際して良かった点・改善したい点を備忘的に書いていきます。
〇良かった点
 ・ポスター立て
  お品書きをA3でポスターとして立てたのは、目立つし楽な姿勢で見てもらいやすいと思いました。
 ・本を並べる棚
  4種類の本を並べたので、スペースの机上の余裕が割とありました。頒布する本を机の上に乗せることができたので、管理もしやすかったです。

〇反省点
 ・部数
  なんといっても一番の反省点。今回合同誌は11部持って行きました。どれだけお手に取ってもらえるか不安すぎて、消極的な部数だったなあと今では思います。その結果、早くに完売してしまって興味を持って来てくださった方に本をお渡しできなかったことが大きな心残りです……。
 次のイベントは確定しているので、もう少し攻めた部数を刷っても良かったと思いました。
 ・フリーペーパー
  今回は私も砂原さんも名刺など作らなかったので、ふたりのTwitterIDなど書いたフリーペーパーを配布しました。
 おたクラブさんで50部印刷してもらって、30部を大阪に持っていたのですが、それが早いうちに無くなってしまったのは嬉しい誤算でした……。本が全て完売してしまった後もフリーペーパーだけお渡しできるような形が、自分は理想なので次はもう少し余裕を持った部数を持って行きたいですね。
 ・完売の札
  まさか完売するとは思わず、急遽手書きで完売の札を作りました。(お隣のhamapitoさんから紙とペンをお借りしました! 感謝です!)
 ・サークルチェック
  自分のことで精いっぱいで今回事前にサークルチェックが出来ておらず、当日どこのサークルに行こうか会場を回りながら考える感じでした……。サークル参加は準備が命。
  お隣や後ろのサークルさんにご挨拶もちゃんと出来なかったので、次こそは余裕を持ちたいなあと思います。

 こんな感じで、色々反省は残りましたが、概ね自分は満足の結果でイベントを終えられました!

■お迎えした本

 ここからは、お迎えさせていただいたフォロワーさんの御本を簡単にご紹介します~!
 どれもとっても素敵です! 通販をされているサークルさんもあるので、気になった方はぜひTwitterアカウントから見て見てください。

〇ネリネの箱庭(Twitter:@novel_hakoniwa
 回めぐる(@mawattemeguruyo)さんが主宰しているアンソロです。有難いことに「しろがねに光る」という話を寄稿させていただき、こちらの最高ご本を献本でいただきました。
 栞とポストカードも最高に可愛いですし、何と言っても本が最高です……。参加者のレベルが本当に高くて、こんな中に自作を収録していただけることにただただ恐縮してます。
 七者七様が描く箱庭の物語がたくさんの方に届くといいな、と思います。そして私もじっくり味わって読みたいです!

〇Daydreaming.vol.4 「香り」(Twitter:@aiora_Iolite)
 こちらは創作系サークル「アイオラ」さんの部誌の最新作です。毎回テーマが魅力的で、みなさん大変素敵な作品を書かれるので、いつもとても楽しみにしています!
 今回は「香り」ということで、どんなアプローチで物語が描かれるのか、読む前からわくわくしてます……!

アイオラさんでお迎えしたご本

〇海底3000メートルより花束を(Twitter:@nammmmika
 法田波佳さんの新刊。字数を潜水の深度に見立ててるの、オシャレすぎて震えました……! 表紙の透明箔の美しさもさることながら、本の隅から隅までが本当に可愛くてこだわりが詰まってて、流石だなあと思います。
 大切に読みたいと思います!

ナミチルさんでお迎えしたご本

〇夜明けの春(Twitter:@hamapito1)
 隣接していただいたhamapitoさんのBL。今年の4月からずーーっとご本で手に取りたかったので、やっとお迎えできてとっても嬉しいです!
 hamapitoさんのBLは間違いなくどんな体調でも読めて、栄養価が高いことが分かってるので萌えをたくさん吸収させていただきたいです~!

〇眠れぬ夜を捲って(同上)
 こちらはhamapitoさんの新刊。推し短編がぎゅぎゅっと詰まってて、めちゃくちゃ豪華な一冊です。
 「猫が死んだ日」と「アンドロイドの君と」は、未読なのでまずはそちらから拝読したいなと思ってます!

ハツハレさんでお迎えしたご本

〇人魚は歌う(@bunsuirei_kekki
 湖原けっき(@umiharakekki)さんの新刊。こちらも書影を拝見したときから早く読みたい~~~っと思っていたので、お迎えできてほくほくハッピーです!
 何を言ってもネタバレになる気がするので控えますが……。みんな「AIおばあちゃん」を最後に読もう!
 あと新刊と一緒にいただいたルディ防のフライヤーが最高に素敵でした!

分水嶺さんでお迎えしたご本

■終わりに

 2500字くらいでさらっと終わらせようと思っていたレポももうすぐ4000字。とりとめのない文章もそろそろいい感じに締めたいところです。
 ・イベントめっちゃ楽しかったよ!
 ・こんな素敵なご本があったよ!
 この2点が伝わってたら、嬉しいな~~~と思います。

 これからの予定としては、11/20の文フリ東京に参加予定です。今回と同じく砂原さんと一緒に流通センターでお待ちしてます!
 今回のイベントで「夏に捧ぐ」「青春大否定」は完売です。「糸を解く」は確実に再販します。「神様を撃ち落としたいけれど!」もきっと再販してくれると思います。(私もまだお迎えできてないので……!)
 あと個人的にはうすーーい新刊を用意したいと思ってます。現在鋭意製作中ですので、応援よろしくお願いします!!

 それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。
 イベント楽しいので、気になってる方は一般参加でもサークル参加でもぜひぜひぜひー!!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?