大学院を中退した話 大学院生編 その1
どうも、AKiRAです。
さて、とうとう大学院生編となります。
前回のお話はこちら。
ここからは私の人生が大きくズラされた、間違いなく最も辛い時期です。
経緯の説明はこの一編でお終いにする予定です。
【予告】
中退編では、
中退でのトラブル
中退の具体的手続き
中退によるデメリット
中退によるメリット
これらを紹介していきます。
さて、いよいよ大学院生編、はじめます。
意外とモチベーションは高い修士1年の夏
相変わらず、いじりという名の「いじめ」が繰り返す中、
研究テーマを変えたおかげか、妙にやる気があったのを覚えています。
厳しい卒研を乗り越えて、ある種の全能感をもってしまったのでしょうか。
私は魔の領域に足を踏み入れていきました。
完全新規、業界でもほとんど知見がないため、
実際のところ、何かしらやればすべて有効なデータとなりました。
もちろん、うまくいかないこともありましたが、
自分で研究費をとれるところまでは半年程度で達しました。
そんなわけで夏までは割と順調でした。
なんならインパクトファクターの高い論文にも出せるんじゃないかという話もでたぐらいです。
ボスやポスドクからの人格を踏みにじるような笑いのとり方はありましたが。
それと私の過去書いていたブログを教授がたまたま見つけて、
それを印刷し他の研究室を含めてばらまかれたぐらいです。
止まる研究、進むハラスメント
ブラック企業も真っ青な夏休みを経て、私は止まっていました。
具体的には分子生物学的アプローチがうまくいかなくなったのです。
原因は完全新規ということでターゲット遺伝子がなかなか定まらなかったからです。
繰り返し実験を重ねてもなかなか良い結果が生まれない。
そしてそれを助けず、嘲笑や怒りの対象とするボスやポスドク。
実験結果にかこつけて、見た目や家族を侮蔑するまでに至りました。
勿論、自分の出来の悪さがあったのは事実です。
しかし、それは私の尊厳を踏みにじる理由に値するとは、とても思えませんでした。
ともかく、研究をすればするほど、もっと言えば研究室へ行けば行くほど、気力体力が削がれていきました。
そんなことを経るうちに冬を迎えました。
初の学会と就活が近づいてきました。
その2へ続く。
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