19日目 愛してる

お家にいる時間が増えたこの時間を有効活用すべく、30日間連続で自分語りの記事を投稿していこうと思います。

誰だかわからない人の自分語りを誰が読むのかはわからないですが少しずつでも知ってもらえたら嬉しいです。

よろしくお願いします。

19日目は愛してる、について語らせてください

なんて実感した事ないわ!と言っていたのが30代の始めくらいまでだろうか?

歌詞や小説、映画などでよく登場するこの「愛してる」と言うやつ。

正直全然ピンと来ていない。
洋画の「愛してる」のセリフはすんなり入ってくるのに邦画などで日本人が言っていると頭に入ってこない。
何故だろうか?

「好き」とか「恋してる」とかはなんかわかる気がするのに「愛してる」となった途端に何か現実味が薄れてしまうのだ。

不思議なもので対象が人間じゃないと現実味が薄れる事なくわかる気がする。(あくまで気がする)

毎日使ってるものを愛するとか、愛玩しているとか、ペットに愛着をもつとか、仕事を愛してるとか

きっと対人だと小っ恥ずかしい気持ちもあるのかもしれない。

だから自分は「愛してる」などと口にした事はなかった。
きっとみんなが(みんなって誰なのか分からないけれど)「愛してる」と言っているのは自分で言う「とってもとーっても大っっっ好き」くらいの意味だと思っていた。

30代の半ばに差し掛かろうとした時の事だ。
ある先輩にこの愛してる問題の話をするとこう言われた。

「愛してるって言葉自体が恥ずかしいし、現実味がちょっとないのは俺もわかる。でも好きな人ができた時にその人にだけに言う特別な言葉として『愛してる』って言うならどうだ?きっと言われた相手も嫌な気持ちになんてならないはずだから、それを自分のつまらない理由やこだわりで言わないのはもったいないだろ。」

そう言われて急に「愛してる」と言う言葉が腑に落ちた。

大切な人専用の特別な言葉。

これなら言える!使える!!

先輩の言葉ひとつで「愛してる」の言葉のパラダイムシフトが起きた。
そして徐々に使えるようになってきた。

今でも忘れられない経験です。

俳優なのでいつか「君を愛してる」なんてセリフを言う日が来るかもしれない。(今までやってきたすべての役で一度もありませんでした…)

その時は説得力を持って言える…気がします。

その為にも、愛妻家を目指しこのお家時間を過ごしていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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