梨泰院クラスの演技力
どうも舞台演出家バックステージです。
普段は稽古場か劇場に居て演劇やミュージカルを作ってます。みなさんに舞台業界のリアルを伝えて行こう思って発信してます。
・本日のお話
今日のテーマは「おすすめ映画やドラマ」です。単に僕個人の趣味でお伝えしてもなんら面白味がないので、舞台人がみて演技力がすごい思うドラマを紹介します。
どうしてそのテーマかというとボイシーさんのハッシュタグ企画ですね。４回目がハッシュタグ企画で昨日５回目を普通に投稿したら全然再生されない！と思って焦ってまたハッシュタグ企画の脛齧りです。
ハッシュタグ企画で敷居を跨いでもらって、気に入った人だけ居座ってもらえるようなコンテンツラインナップにしていきたいと思います！ボイシー運営のみなさんありがとうございます。
では、本日も元気に、よろしくお願い致します！
・ドラマ『梨泰院クラス』のあらすじ
はい、演技力がすごいドラマは、タイトルにあるとおり梨泰院クラスです。Netflixオリジナルの韓国ドラマですね。
韓国ドラマ全般は芝居が上手だと思ってます。その中でストーリーとしても面白くて、ハマっちゃう作品として梨泰院クラスを例に出しますね。
あらすじ
パクセロイという前科ものの青年が、大都市ソウルの中で飲食店経営し、いかなる逆境に合おうと屈しない精神で大企業と戦っていく社会派ドラマですね。すっごい端的に言うと、韓国版半沢直樹です。違うか笑 痛快さという点では似てるなーと思うんです。
見どころとしては、やはり主人公パクセロいを演じるパクソジュンの演技ですね、無駄がなく自然にいるのに、いざ感情が動くときはちゃんと爆発してからアクションに繋がっているような・・・
僕好みの俳優さんのお芝居のスタイルです。まずは心が動いているようにみえる。
・韓国の舞台業界について
この以上話すとお堅くてつまらない演技論になっちゃうので、ちょっと韓国舞台業界にも触れると、
ひと昔の韓国舞台はめちゃくちゃ歌とダンスが上手いだけという評判がありました。
僕も７年前くらいに韓国に観に行ったのですが、歌とダンスがブロードウェイとかと全く同じくらい上手でした。ただその特徴がずば抜けているので、やや芝居の面が違う感じがあるような気がしてましたね。
ただ、最近は徐々にアイドルもそうですけど、韓国勢のエンタメ力すごいですよね。もはやブロードウェイに留学するより、韓国留学した方が安く勉強できるのでは？と思いますね。
芝居もドラマでわかるようにもう秀逸な俳優さんが多い。僕の舞台人生のなかで記憶に残る演技をされてたのはほぼ韓国の俳優さんです。エネルギーがすごいという陳腐な感想なんですけど笑
・どうして韓国俳優は世界に通用するのか？
疑問は何故韓国の方は世界的に通用する俳優を擁しているのか？という点ですね。
舞台業界の噂だと、キムチが喉にいいんだとか笑
よく韓国のエンタメを話す時に言われるのが国策としてエンタメを応援してるから盛り上がってるんだと聞きますが、僕はそれが大きな要因だと思ってません。だって教育に税金つかっても世界で戦える優秀な人そんないないじゃないですか、みんな個人の投資で優秀になってるとおもいます。
僕は作品のスタンダードをどこに向けてるかの意識の違いかと思ってます。
どういうことかというと、韓国ドラマの内容は社会的なものが多く、世界に対して発信しているように見え、なおかつ登場人物が世界と同じスタンダードで設定されています。たとえば梨泰院クラスは人種やトランスジェンダーの問題も入れ込んでますし、ちゃんと世界の人に観られること意識しているように見えるんですね。
日本がどうこうは言いませんが、韓国ドラマを観てから日本ドラマをみるとどうしても対象の幅が違う気がします。日本の女性２０代から３０代に向けたドラマをつくるのか、世界の女性２０代から３０代に向けてつくるかを意識するかでも中身の重厚感はかなりかわってくると思います。
そういう姿勢を続けて種を撒くことで徐々にいまは花開いてきてるんですかね。
アメリカ映画とかはアメリカだけで売れればいいやって思ってないですよね？その目線が大きく違うのかなと思います。
何か詳しい人いたら教えてくださいませ！
今日は生意気にも演技について語りましたが、今後も世界のお芝居を勉強していこうと思いまし、常に世界に出てもいいような作品作りをしていきたいと改めて感じました。
今日はそんなところです。
ではまた、バックステージでした。
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