リーダーの「自分」はどこにある?
リーダーにとって自分のチームメンバーは可愛い。守ってあげたいって気持ちが生まれるのも分かるし、それもリーダーの仕事だ。ただそれはリーダー職の仕事の一部。リーダー全般に言える普遍的なお話しってところ。
今回お話ししたいのは”どこ”に所属する「リーダー」で、そのリーダーの「自分」をどこに置く?
というお話し。
上記は、リーダーや管理職がどこに「自分」を置くか?を書いた記事。
上に立つようになっても「自分」の距離が近いと色々マズいことが起こる。
■リーダー職はチームに固執しがち…
最近、会社でこんなことが起きた
チームリーダー会議の席で「チームB」の仕事の前工程、「チームA」で作業の遅延が発生。
結果、その遅延の影響を食った「チームB」が「チームA」の仕事に対して文句を言うという場面があった。
つまり、「チームB」のリーダーの言わんとすることは以下の通り
というロジック。ロジックにすらなってない。知ってて見過ごしたくせに責任を押し付けて我関せず?
●リーダー層全体も1つのチーム
リーダーにはリーダー間での連携が必要。
遅れを見越して動くなり巻くための策もなし。それでチームメンバー可愛いさにチーム内だけ通常運転します。ってなんか違う気がする。
問題のチームは国外ですか?外の会社さんですか?
違いますよね?
同じオフィスで働く同僚達ですよ。
つまり、同じ空間にいる同僚たち。
気付いた瞬間に改善に向けてリーダー間で調整するのがこの層の仕事。
報告するだけならリーダーじゃなくていい。
さらに悪いのは責任転嫁だ。
チーム分けは評価も含めて責任範囲を区切っているだけ。
チーム内だけうまく回ってれば責任を果たしていますってものじゃない。
リーダーがチーム内という下階層ばかり見ていたら組織は停滞して行く。
リーダーがチームを見るのは最低限。チームの上の組織にはもっと上位階層の責務があるはずで、ミッション、ビジョンで定義されているはず。
チームの中に意識が留まっていては組織の目的は果たせない。
■責務を全うするという意味
この記事で書いた煉獄さんの責務を階層化した説明。
「ここにいる者は誰も死なせない」なぜなら「鬼殺隊の柱」だから。
ってだけだと多分、煉獄さんは責務を全うできない。
一番上位階層を前提にしていない場合、行動は変わって来る。
この場面で煉獄さんが「死にたくない」って思いに負けたら…
全ての展開が破綻して感動のラストは訪れないだろう。
ここで物語りのifを想像して貰いたい。
●if 煉獄さんが自分の命を優先した場合
一人では勝てない。最悪、ボロボロの炭治郎、善逸、伊之助も加勢することになってしまうかもしれない。
もしくは、猗窩座にスカウトされて煉獄さんも鬼になってしまうかもしれない。
上位階層の覚悟が無いと目先の責務は全うできない。
ここで責任転嫁しだしちゃ、もう闘う根拠まで見えなくなってしまうだろう。
■結局どうなってしまうのか
先ほど「組織は停滞してしまう」と書いたが、その意味をご説明したい。
リーダーは、リーダー層というチームのそのまた上位にあるチームでもある。リーダーチームの上のリーダー、そのまた上のリーダーって組織のサイズによるものの最終的に代表取締役に辿りつく。
チームリーダーがチームとチームメンバーって階層でしか動かないと組織の形が固まってしまう。
それは、上階層がさらに上の仕事ができない状態。上から下に移譲できない体質になることを意味していて、そういう意味で固まってしまうってことだ。
今の自分の仕事を部下に移譲して、次の階層の仕事にシフトして行く。そういう循環が作れいない組織は危うい。
おじさま達がいつまでもそこに居座ってたら邪魔だし、交代してかなきゃ。そろそろ交代したい…
だから次の世代に頑張って欲しいので書いてます。
結果、愚痴になってしまったけど。
リーダー以上の人は、気にして欲しいな…
~おわり~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?