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偶然聞こえてきた親子の会話

今日の通勤途中、通りすがりの親子の何気ない会話が耳に入った。自転車のお母さんとその後ろに続く小さい自転車に乗った小学1年生くらいの男の子の会話だった。
本当にどうってことない会話なんだけどなんか気になってしまい…

■シチュエーション

家から徒歩で駅に向かう途中の狭い道。広い道に抜ける手前に急なS字カーブがある。見通しも悪いので、人も車も自転車もゆっくり進まざるを得ない厄介な道だ。

前に書いたワチャ~っと色々1点で重なるのは、こういう道でもよく起こる。なんで今この瞬間にみんな来るの!ってなる。
でも今日の場合は道の構造上仕方ない…

そんな状態だったので、自転車親子もゆっくりと通り過ぎて行った。だからなおさらこの親子の会話がよく聞こえて来たんだと思う。

■親子の会話、その内容

子供:「毎日プールで泳げるのとお金どっちがいい?」

お母さん:「だったらプールで泳げるのがいいな」

なんてこと無い親子の会話。

だけどなんかこの子の質問「鋭い!」と勝手に思って、親子がゆっくりと通り過ぎて行く間に考えてしまった。

きっとお母さんは泳ぐのが相当好きな人なんだろう。
ここから300mくらい戻ると温泉にも入れるプールがあるのは知ってる。きっとこの親子はそこの帰りなんだろう。って勝手に設定。

子供はお母さんの水泳好きがどれほどのものか知りたい。
だから分かりやすい比較対象としてお金を例に出したんだと思う。
でもお母さんはお金より泳ぐ方を選んだ。
だったら何を出せば泳ぐことに勝てるかな?
と思いを巡らせたのか、その会話の続きが始まるまで少し間が空いた。

■これは何か考えろって暗示か?

わざわざこの瞬間、ワチャっと道が混んで聞こえて来たこの会話。
ここでこの会話から何か教訓的なものを探さなきゃってまた勝手に思ってしまった。

好きなこととお金は比較できないってことか?
プライスレス的(古い…)なヤツか?
それともこれから

お母さん:「今のままでお母さんは幸せなんだよ。だからお金じゃないの。」

みたいな展開が待っているのか?
とかまた勝手に盛り上がって、遠ざかって行く親子の会話の続きを聞きたくなってしまった。
でも残念なことに道の詰まりは解消され、その親子は遠のいて行ってしまった。自転車だし遠ざかって行くのも速い。かといって追いかけるのも変なヤツだし…だから、せめてと遠ざかって行くあの親子の会話に耳をそばだててみる。

すると遠くで、子供が再び次の質問をお母さんに投げた!ちょっと遠いけど子供が声を張ってくれたおかげで内容がかすかに聞こえた。
いったいどんな質問をする!?ちょっとテンションが上がった。

子供:「100万円だったらどうする!?」
って声が聞こえた。

なるほど、そう来たか!今度は具体的な金額を出してみたのね…

さすがに遠すぎたし周囲の音にかき消されてお母さんの返事までは聞こえなかった。けど、その返事が聞こえなくて良かったような気もした。

とホントにどうでもいい日常のお話しでした。

~おわり~

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