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平等について

「枯れない花はないが、咲かない花はある。
 世の中は決定的に不公平だ。」 西尾 維新

世の中は全ての人が平等であるべき、という考えを持つ人達が多いような気がする(感覚的にだけど)。
一人だけ良い思いをするのは許せない、苦労している人が救われるべきだ、お金持ちは不幸になれば良い…etc。
はっきり言って、努力の差、才能の差、環境の差、運の差、身体の差、等など、生まれながらにして平等な事は無いと思っている。
(聖人君子はそれでも、全てを平等に愛せと言うかもしれないけど。)

努力は報われて欲しいと思うし、才能の有る人は羨ましく思うし、環境という生まれながらの勝ちガチャは嫉妬するし、運の良し悪しはもうどうしようもないし、身体的な事はもう諦めるしかない。

自分さえ幸せでさえ有れば良いという考えも、否定は出来ない。
みんなが幸せになれば良いという考えが、歪に感じる時がある。

世の中は圧倒的に不公平なのだと思う、そしてそれが普通なんだろう。
その不平等をどうにかしようと思う力が努力であり、才能であり、それらに作られる環境が生きて、運が好転していく事で、身体の健康や安らぎが得られれば、不平等に負けない人間になったと思って良いんじゃないか?

金銭的な平等と言うのは本当に難しいと思うけれど(ベーシックインカムが実現したとしても)。
自分自身という個性が不平等に誰しも存在しえる。
それが平等なんじゃないか思っている。

全ての人が等しく、全ての人が同じ幸せを享受出来る、そんな生活を目指すのは素晴らしい事ではあると思うけれど、それはそれで凄まじい歪みを生みそうで怖い。

最近、「平等」という圧力が凄いな、と思う出来事に多々遭遇します。
おかげで、平等という概念そのものに疑問を持つようになりました、なんでも皆同じとはいかないもんです。
あの人にはサービス品があったのに、どうして自分には無いの!って怒鳴っている方もみますし、数量限定って書いてあるのは目に入っていないのでしょうか?とげんなりしたりもします。

しかたないと思います、やっぱりこの世は不平等が基礎にあり、平等というのは人の社会が作り出した概念に過ぎないと感じるので、明日のために頑張って努力していこうと思います。



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