見出し画像

1.象印「EVERINO」 /ビジネス思考力#01

-後発参入でも勝算あり- 


①【BASiCS分析】

■戦場/自社の勝ちやすい市場
・国内、約300億円の「高機能モデル」市場
・国内、1,200億円超えの「電子レンジ市場」
・「電子レンジ市場」の50%はオーブンや
 グリル機能の付いた「オーブンレンジ」市場
・「オーブンレンジ」市場の50%は
「過熱水蒸気」「2段コンベクション」などの調理機能が搭載されている「高機能モデル」

■独自資源/競合が強みを真似できない資源、継続的に強みを発揮できる仕組み
・象印が培ってきた、「温度コントロール技術」
 ※1の知恵を持ち寄ったことで、
  従来のレンジ開発者には無い発想で新たな
 「電子レンジ」開発に繋がった

■強み/競合に勝つための商品、サービス
・象印が培ってきた、「温度コントロール技術」

■顧客/強みを重視してくれる層
・レンジまたはオーブンレンジを所有し、週に一回以上料理をする料理好きな既婚男女(20-69歳)

■セリングメッセージ/顧客や社員に向けた商品の魅力的でわかりやすいメッセージ
・毎日のおかずをおいしく
・今までありそうでなかったオーブンレンジ

②【マーケティング分析】

■原理原則
・レンジ市場には後発参入が故、
 レンジ開発に捉われない発想で開発

■原理原則の意味合い
・消費者の実態アンケート+独自能力である
 「温度コントロール技術の組み合わせで新商品開発は他事例もありそう

■環境分析/時代背景
・国内、約300億円の「高機能モデル」市場
・約600人を対象とした「消費者実態アンケート」結果で3人に1人が、現在所有のオーブンレンジに不満を抱えている
  1位:温度にムラができる 47.2%
  2位:調理に時間がかかる 23.4%
・レンジ機能が使いにくく、
 温め機能中心の使い方になっている

■セグメンテーション/ターゲット
・レンジまたはオーブンレンジを所有し、
 週に一回以上料理をする料理好きな既婚男女
 (20-69歳)
・特別な日、休日だけでなく毎日「高機能レンジ」を
 使い調理する人

■ポジショニング
・「製造物流小売業」SPA
 自社で製品企画開発、原材料調達、製造、
 物流販売まで管理することでコスト削減

■マーケティングミックス
●プロダクト
・今まで調理に時間がかかっていたと感じる人に
 刺さるように毎日のおかずもおいしく調理できる
 状況をイメージ
●プライス
・既存品と同等か、プラスα
●プロモーション
・量販店、ネット広告で消費者目線で感じる
 課題解決の為に開発されたメッセージを
 全面に打ち出す
・最近は、TVCM
●プレイス
・おそらく、全国の量販店やネット

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?