子どもって共感してあげることで簡単に落ち着くんです
今日は「子どもの姿を認めることの大切さ」に近い話をしようと思います。
以前お話ししたものでは、子どもの姿を認める事は次に繋がっていくというお話でした。
そのため即効性はあまりありません。
でも子どもの思いに共感する事は、非常に即効性の高い子育てのワザです。
それは一体どういうことでしょうか。
例えば子どもが転んでしまったとします。
これって大人から見ると
「絶対痛くないでしょ!?」
なんてことが結構あるんですね。
血は出ていないどころか、そもそも擦り傷がついてない。みたいな。
それで、これに対して大人は
「痛くないよ!」
「大丈夫大丈夫!」
と、本人を励ますつもりで言ってしまうんですね。
ところが、こういった声をかけることは逆効果です。
子ども目線で考えると、
「自分の思いを全く分かってくれなかった」
と、残念な気持ちになってしまいます。
その結果、必要以上にギャーギャー泣き叫び、大人がイライラしてしまったり「いい加減にしなさい」と怒ってしまったりするわけです。
このパターンはとっても多いのですが、よくよく考えると大人に原因があるんですね。
ではどうしたら良いのかと言うと、
「そうか。痛かったね」
たったこの一言を最初に言うだけで泣き止みます。
ちなみにこれで泣き止まない場合は、多分本当に痛かったんだと思います。
子どもは大人の気を引きたかったり共感してほしかったりといった思いが凄く強いので、そうやって声をかけてあげるだけですごく落ち着くんですね。
この方法は、痛い時だけに使えるものではありません。
例えばおもちゃの取り合いになったとします。
Aくんが遊んでいたおもちゃをBくんが無理矢理取ってしまう。
明らかにBくんが良くないですね?
この時にB君には
「Aくんが使ってるんだからいけないでしょう」と言いたくなるのですが…
いや言っていいんです。
それを伝えるのは大事なことですが、恐らくそれを言うとギャーギャー泣き叫ぶことになると思います。
だからこそそれを言う前に
「そうか。このおもちゃが使いたかったんだね」
たったこの一言を声かけるだけで良いのです。
それだけで子どもは泣き叫ばなくなります。
そうやって落ち着かせた後に
「でもね…」
と、必要なことを伝えていけばそれで良いのです。
いかがでしょうか?
子どもの気持ちを落ち着かせるには共感することが1番です。
つい開口一番に
「大丈夫大丈夫」
「あなたが悪いからでしょう」
と、言いたくなってしまうものです。
しかし、それをぐっとこらえて、まずはこういった共感する言葉をかけてあげましょう。
そうすることで、子どもは落ち着き、静かに話を聞くことができるようになります。
というわけで、嘘のような本当の話でした。
本当かどうか気になる方はぜひ試してみてくださいね。
小さな子のみならず、小学生や中学校、さらには大人にも使えるワザでした。
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