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もう一度読みたくなる本の共通点

 あなたは一度読んだ本はもう二度と読まないタイプでしょうか?それともお気に入りの本は繰り返し読むタイプでしょうか?
 最近友人や家族にこういった質問をよくしています。現段階では「基本的に一度だけしか読まない」という方が多いように思います。理由も尋ねてみましたが、「一度読んだら満足するから」、「二度読む時間が勿体無い」、「良い状態のままメルカリなどに出品したいから」といった理由を話してくれました。これらの話を聞いて、共感する部分も多くありました。実際、自分も一時期フリマサイトで本を販売し、そのフリマサイトで本を購入するというループを何度か辿っていました。比較的安価で購入できるものあり、今も時々フリマサイトをのぞいています。
 話が少し外れてしまいましたが、私は気に入った本を繰り返し読むタイプです。ジャンル問わずです。教育書であれば、佐藤学先生の『教師花伝書』、堀裕嗣先生の『10の原理・100の原則シリーズ』、有田和正先生の『教え上手』、小説であれば、大槻ケンヂさんの『グミ・チョコレート・パイン』・綾辻行人さんの『館シリーズ』、新書なら石原千秋さんの『名作の書き出し』、ビジネス書なら斉藤徹さんの『だから僕たちは、組織を変えていける』といったところでしょうか。

年に一度はお世話になります

 もちろん本棚には他にも多くの本がありますが、何度も読むといったものはそこまで多くありません。本棚にはあくまで保険としておいているというものも多いです。例えば実践記録や原稿を書く際の参考資料として活用するものや、後輩の先生や友人に薦めるためのものといった用途です。単に、その時の流行りを確認したり、一時的な知識を得たりすることが目的の本は、読み終えた後すぐに売ってしまいます。(これまた余談ですが、このような本の方が早く、そして高く売れます。)
 もう一度読みたくなる本、何度も読みたくなる本の共通点は何かと考えてみました。
 それは有益な情報が載っているというだけではなく、読み手にあの頃の情景を思い出させてくれたり、自分の生き方や働く上での基礎を作り上げるサポートをしてくれたり、未来に向かうための道標的な役割を担ってくれたりするようなものなのだと思います。内容が大切というよりも、自分との結びつきが大切な気がします。
 ありきたりな表現かもしれませんが、「自分の心に響く本」といった言葉で表しても良いかもしれません。知識を得るための本ではなく、一緒に生きる(生きてきた)パートナーのようなものになっている本です。
 
 以前読書に関する記事を書きましたが、今の自分の状況では知識を得るための読書が多くなってきているように思います。読書に関しては基本的に下の記事のようなスタンスでいたいと思っています。

 ちなみに、「あなたは一度読んだ本はもう二度と読まないタイプ?」といった内容をとある院生に聞いてみたところ、「繰り返し読まなければいけない状況になっている。5回は繰り返し読んでいる」と話してくれました。理由は「研究のため」だそうです。なるほど。必要に迫られて本を繰り返し読むといったこともありますね。楽しく、もしくは興味をもって読めているのなら良いのですが・・・。笑
 もうすぐ一学期が終わるという学校もちらほらでてきたのではないでしょうか?昨日はとある聾学校でのボランティアでした。やはり子どもと関わる時間というのは現場を離れても大切にしたいと感じました。

 お休みの方も、お仕事の方も有意義な一日をお過ごしください🌸お体に気をつけて!!
 

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