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11w突入/生きとる!!!

いつの間にか妊娠11週に突入。

まだ一度も吐いたことはないのだが、常に吐き気と戦っている。

というか、私はひどい嘔吐恐怖症なので、吐き気を催すとパニックスイッチがカチリと入り、喉元まで吐き気がせり上がってきても、必死で我慢しているという方が正しい。

特に夜中の吐き気がひどく、一晩中泣いている日もあった。

その他は、眠気、だるさ、夜中に5回は起きる頻尿、便秘、情緒不安定、味覚の変化(これは本当にいつ元通りになるのだろう…?)など、腹に子を宿すと人間こうも変わるのか…ということを日々実感している次第だ。



妊娠前は、お腹の大きい妊婦さんが、幸せそうに見えて、中々妊娠出来なかった私は、うらやましくて仕方がなかった。

しかし、それは思い違いだったかもしれないと今は痛感している。

急激な体調悪化で身体が辛いのはもちろん、身体が辛いというのは、同時にメンタルがやられるということでもあるのだ。

何で今まで通りに働けないどころか、ろくに家事も出来ないんだろう…?

掃除する体力がなく、部屋はどんどん汚くなり、美容院にも行けなくなり、風呂に入るのも一苦労で、見えるところが汚くなると、身体だけではなく、心も荒み、自分が役に立たない存在であることを、いつの間にか責めてしまう。

また、つわりが辛いのはもちろん、妊娠継続が奇跡であるという事実は、重々承知しているため、流産のリスクにも常に怯えてしまうのだ。

腹の中で赤子が生きているかどうか気になって、検診の日がずいぶん先の事実にも、気を病むのであった。


先週、10wにて初めて補助券を使った妊婦検診に行った。

エコーを見ると赤子は二頭身の身体を精一杯動かして元気にしており、先生も「動いてますね!」と言ってくれたことが本当に嬉しくて感動した。

正直、つわりで辛いと、「赤ちゃんも頑張ってるからお母ちゃんも頑張るね!」なんて前向きな気持ちには1ミリもなれず、下を向いて、

「死ぬ………」

とつぶやくことしか出来なかった。



中々母性(?)が湧かず、「腹の中の子を愛でる」なんて感情が湧いてこず、自分が母親になることが信じられないままだった。



でもダメだ。

動いてるところを見せられるともうダメだ。


なぜか、「めっちゃ元気にしとるやん!! ずっと動いとる!! 落ち着きがない!!!」と、笑いながら思ってしまい、我が子が「ここにちゃんといるよ!!!!」と、私にアピールしてくれているように思えて、なんかめちゃくちゃ嬉しくなった。


初めて、我が子の生を感じて、地上で会うのが楽しみだと思えた。



我が田舎県は、無痛分娩の病院が1件もないので、未だに、少しでも痛くない自然分娩の方法を調べまくり、体重には超気をつけてるビビり母ちゃんだけど…。

必ず守るし頑張るから、お腹の中を満喫してから楽しみに出ておいでね、うちにはカワイイ猫ちゃんも2匹いるからね、と、時々心の中で話しかける日々である。



きなこ


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