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冬季うつとリモートワーク

新潟県長岡市に地方移住して5ヶ月目に突入し、初めての冬超え中だ。
もともと北海道出身なので、雪自体は全然困ることもなく、むしろ懐かしさも感じる。

しかし、強烈にダメージを受けている部分がある。
それは、あまりにも日照時間が短すぎることだ。


短すぎる日照時間

長岡市は冬季の間は本当に天気が悪い。まじで晴れない。ずっと暗い。
しかもコロナで出られないし、ストレスがたまる一方である。

日照時間が短いと、太陽を浴びることが少なくなり、セロトニンが作られにくくなり、結果心が不安定になりがちだ。現状僕も鬱っぽくなってきているので、あまり健全とは言えないでしょう。

11月から曇り始め、1月なんてずっと暗かった。そして2月になってようやく光が刺すかなぁくらいの空模様である。どんより暗い時期が3ヶ月以上も続くとは移住前には、全然わからなかった。

また、このメンタル不調は天候だけのせいではなく、リモートワークであることも要因の一つであるだろう。

リモートワーク

個人的にリモートワーク中は、常に生産性を意識して行動するようにしている。その結果、細かなニュアンスを必要とする時はオンライン通話を利用したり、即効性を期待する時にはチャットを選択する。

このチャットが結構辛いことが多い。

チャット

より精度を高め、誤解をうまない表現をすることがリモートワークでは求められると思う。そして、その誤解をしない端的で明瞭な言葉がチャット欄に蓄積されることで、キャッチアップも早くなる。一石二鳥だ。

でも、その方向で尖らせていくとどうしても「言葉の切れ味」が上がっていってしまう。そして、その言葉がチャット欄に残存して消えないことで、何度も読み返し可能な状態になることがなかなかヘビーなのだ

この2面性がリモートワークには存在する。

リモートワークでのメンタルマネジメント

私はガラスのハートなので、自分のメンタルケアはできる限りやってきているつもりだ。まだまだ甘い部分はあるが自身を客観的に評価して、自己評価や自尊心も守る振る舞いもしている。

しかし、この薄暗い気候である冬季間中のリモートワークは相当メンタルにくるものがある。

冬季間はなんらかの工夫が必要になりそうだ。


工夫を考える

メンタルをすり減らしてしまう要因の一つに公私混同があると考えている。
普段は公私混同しないようにコントロールしているのだが、メンタルが疲れてくるとどうしても公私混同に寄ってきてしまう。

その結果、仕事での失敗が自分の自尊心の破壊に直結してしまい、悪いスパイラルに陥る。

ここまで分析はできているので、あとは公私混同をどうやって分離するかを工夫してみた。

工夫①:PCを2台持つ

仕事中の自分が利用する端末と完全にプライベートの自分が触る端末を分けた。定時が来たら、即仕事端末を閉じ、即座にプライベート用の端末の電源をつける。もちろん、逆も然りだ。

プライベート用の端末には、仕事に関わる情報の一切を切り離し、遊ぶことだけしか考えてないツールだけを入れた。

インターネットが常時つながり続け、ずっと仕事端末を触ることで、仕事中のF1みたいな鋭いコミュニケーションを見ないようにする。

この工夫を行うだけでも、少し気持ちのメリハリがついた。


工夫② : ユニフォーム制を導入


リモートワーク中だと人に合わないので、自分がもっとも無防備な姿(パジャマ)などでつい作業をしてしまうこともある。しかし、その行為が公私混同に拍車がかかっているような感覚があった。

無防備な自分のままで、F1みたいな鋭いコミュニケーションを直接食い続けると素の自分で受けることになり、気持ちのメリハリがつかなくなるのだ。

そこで、絶対に寝巻きでは仕事をしないとルールを決めた。
上述の仕事用端末を触る前には必ず、仕事着を来てから端末に触れるという自分ルールを作って運用を始めた。

自分ルールを遵守するようになりだんだんとメリハリがつき、仕事中の鋭いコミュニケーションを素の自分が直接相対することが少なくなった。

これのデメリットは洗い物が増えることだ。

全く晴れのない冬時期に洗い物を増やしてしまうと、家事が増えてまたグロッキーになってしまう。そこで、本当に作業する為だけに着るような、リモート用のユニフォームの導入した。そうすれば洗い物は増えなくて済むし、仕事モードになるのも早くなった。


最後に

日照時間の少ないこの街でリモートワークをしながら健やかに過ごすためには、冬季うつを受け入れてその準備をする。自分にとってのメリハリをしっかりつける自己管理能力が求められるのかもしれない。

まだまだ気持ちが晴れていないが、あまり仕事に没入することなく、しっかりと地に足をつけて生きていこう。

そんなことを自分に伝えるために、この記事を書きました。これでいいのだ。


バボでした。
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