見出し画像

胃液

何もない
消化出来るものも
積み上げたものも

空っぽの体内から吐き出された胃液
それを見つめた僕と空
どの角度から、どの距離から見たとしても
芸術にはなりえはしない

それでも止まらぬ嗚咽に
身を委ねる舞台の上
生温い体液まみれのこの演目を
いつまで続けるのだろう

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!