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いつだって自由だった

窓ガラスに付着した結露の向こうに蒼を見た

見える景色はいつだって変わらない
いつもの誰かの喜びと
いつもの誰かの悲しみがあって
今日生を受ける人と
今日生を終える人がいて
今行こうとする人と
今帰ってきた人がいて
お腹が空いている人と
お腹いっぱいの人がいて
全てに飽き飽きした人と
胸を焦がし続けている人がいて
そんなものは何も関係なしに止まらぬ時間があって
回転し続ける世界があって
愛も
希望も
夢も
情熱も
ただそこにあって
それをどう名付けてもよかったし
どう意味を持たせても自由だった

そう、我々はいつだって自由だった

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!