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心を焦がし生きる

君の
その情熱が
その想いが
その表情が
その息遣いが
その言葉遣いが
その気遣いが
その語り口調が
その勢いが
その優しさが
錆び果てたこの心に揺さぶりをかけてくるんだ

忘れていたのか
そもそも持っていなかったのか
はたまた心のどっかでは君を馬鹿にしていたのかもしれない

一体何をしてきたのだろう
何をこの世界に提供できたのだろう
そう思うことも傲慢なのだろうか

でも、揺れるこの心は
何か静かに燃ゆるこの心は
何かをしたがっている
それが例え余計なものであろうと
もし仮に誰かを傷つけてしまうものであろうと
恥じらいながら
懺悔を繰り返しながら
それでも何かをやろうとしているこの心を
無視することができない
それを人は圧倒的な自己満と呼び
蔑み笑うのかもしれないけど
それでも君が意図せずくれたこの胸の高鳴りを
無視することが出来ない

どうしようもない欲なのでしょう
どうか笑ってでもしてもらえたら
この鼓動も少しは報われるのかもしれません
でも、そんな報われようとしている時点で
そんなものは大いなる紛い物なのでしょう
本物が欲しいんです
どこに本物はありますか
誰がそれを手にしていますか
誰に聞けば教えてもらえますか

無力な私が存在するかもわからない心を焦す意味を
そう生きる意味を

あぁ、流れゆく音楽のようになりたい
あぁ、静かに形変えゆく水のようになりたい
そこに何の意味があろうとなかろうと
ただ燃え尽きる心と共にありたい

そう願ってしまうのです

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!