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where does it come from?

初めて代替肉を食べた。

感想を述べるのであれば、美味しい。
そう思った。

元々、食にはあまり興味がないので、相当まずいものでない限り、美味しいと思ってしまうのだが、これについても普通に美味しいと思った。

最近、肉を食べるのをやめて、思ったことがある。
結局、我々が食べものを選ぶ基準は、味付けと、温度と、食感と、見た目と、値段と、栄養素。
つまり、大事なことは、何を食べるかではなく、それを構成する要素なのではないだろうか、と。
味付けなしの、冷たくなって硬くなり、色も黒ずんだ、値段の高い肉など、果たして誰が好んで食べるだろうか。

そう考えれば、地球の大切な木々を次々と切って畜産農場を作り、多くのメタンガスを出し、大量の穀物と水を使って、工業物のように生産される命を、わざわざ食べる理由がどこにあるのだろうか。
我々が食べたいのは、美味しい味付けで、適切な温度で、口の中を楽しませる食感があり、写真に残したくなるような見た目で、栄養がちゃんとあるものである。
そんなことを思った時に、僕は、肉をやめようと思った。

ただ、これは単なる僕の思想なので、人に押し付けるつもりは更々ない。
肉を食べている人を見ても、別に何とも思わない。
いいと思えば、むしろ全然食べるべきだと思う。

でも、自分が食べているものが、自分が所有しているものが、一体どんな環境の下で生まれ、どんな過程を経てここまで来ているのか、そんなことにふと思いを馳せてみるような問いが出来たらと思い、こんな駄文を書いてみた。

食べているものの多くは、情報を食べているのであり、所有しているものの多くは、情報を所有しているということに気づいた時に、この世界の人々の選択は大きく変わっていくのだと、僕は思う。

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!