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poetry

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#poem

満たされる喪失

満たされているのか、喪失しているのか。 豊か過ぎるが故の退屈なのか。 失ったが故の気づきな…

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outside the word

世界は、無色透明で、音もなく、ただそこにあったんだ。 そっとヘッドホンをして、好きな歌な…

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nukumorika

どんなに寂しい夜でも、誰も救いはしないよ。 また朝は来るとかさ、そんな退屈なことはもうい…

1

望んだ世界

書けません。何も書けません。何も書けないということは書けました。 忘れます。全部忘れます…

last letter

君が最後に残していってくれたのは、世界の姿でした。 この世界の姿でした。 自分というもので…

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苦行の上に咲く花

苦行の上に咲く花に想いを馳せてみたのです それはそれは想像もしえぬ 色の無い花でした それ…

4

突き刺した夜の情景

その声を聞け 耳を痛めるその声を そこにこそ真実はあり、そこでしか在することなど出来ない 逃げてはならない 言い訳など全く持って不要である 突き刺され打ちのめされたその次の一歩を誰かが待っている

溶けた漆黒の夜

抜けていく力に身を委ねる その先に何があるだかとか、そんな訳のわからないことはやめろだと…

3

瞼の裏に住んでいた少年

見ることが出来なかった。 それは、物理的にではない。 この目は確かに目の前に映る机と、風に…

3

自分ではオレンジって言ってたけど、おそらく紫のような気がするんだよね。 君の唇から漏れる…

4

夕日、影

連なる山々と浮かぶ雲の間に一つの沈み行く夕日が見えた。 その光景を仮に切り取ったとするの…

2

見知らぬ森に迷い込んだ羊

一匹の羊が、見知らぬ森に迷い込んだ。 首を右へ左へ小さく揺らしながら、恐る恐るその一歩を…

2

明日を待ってる

薄明かり公園の電灯の下 静かに開いた本の中に 浮かび上がった一言 それが何かは思い出せない…

4

相対的な世界に生まれたレジスタンス

男は道端に落ちていた誰かの希望を見つけた。 優しく拾い上げて、一言「ごめん」と言った。 罪無きものが有らぬ刑を課せられて、途方に暮れて立ち尽くしている。 本当は誰もがいつだって、好きな歌を歌っていいのに。 一体、何が出来るというのだろう。 捨てられてしまった名も無き愛を掻き集めることか。 それに名前をつけて、声高らかに叫ぶことか。 限りある想像力を超えていこうとすることか。 悪にでもなる覚悟を持つことか。 耐えることない誰かの悲しい泣き声は、今も確かにこの街に鳴り響いてい