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10minutes diaries

365
令和3年10月19日から1年間365日、毎日10分間の日記を書きました
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2021年11月の記事一覧

10minutes diaries/43

10minutes diaries/43

令和3年11月30日(火)

虚無が強いなぁ。
この一年の中で、こんなようなことを言う日は何日あるのだろう。
全てが意味なく、全ては全て。
何を言ってるんだと思うだろうけど、言語化するなら、こうならざるを得ない。

愚かな動物として、懸命に愚かに生きる。
きっとそれしかない。
どんなに高尚でありたいと願えど、それは愚かの海の中。
恥ずべき動物として、生きる。
いや、恥ることができるのも、我々の特徴

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10minutes diaries/42

10minutes diaries/42

令和3年11月29日(月)

今日はラジオの収録でした。
そうなんです。
私、勝手にラジオをやっていまして、今日の収録で1周年だったんです。
週1回を1年間。
長いのか短いのかよくわからないけど、でも、積み上げてきたものが、そこにはあって、それなりに頑張ってきたんだなとも思う。

それもこれも全ては、相方のおかげだと思っていて、間違いなく彼でなかったら続いていなかったと思う。
すでに、この1年の中

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10minutes diaries/41

10minutes diaries/41

令和3年11月28日(日)

朝起きたら、少し気持ちが悪かった。
なんてことはない。
ただの二日酔いである。
量としては大して飲んではいないのだが、きっと、ホッピーの焼酎がよくなかったのだろう。

僕は、外に飲みにいくとホッピーを頼むことが多い。
別に味が好きとかというわけではなく、何だか、ホッピーを飲んでいると、外で飲んでる感があるので、それが単純に好きなだけである。
あとは、なんか、最近は、大

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10minutes diaries/40

10minutes diaries/40

令和3年11月27日(土)

彼女と別れた。
振られた。
とは言っても、3ヶ月ぐらいしか付き合っていないし、それほど会っていたわけでもないので、そんなに深いところまでは知ることができなかった。

「考え方に相違がある」
そう言っていた。
なるほどなぁと。
当然、人間なので考え方に相違はあるわけだが、自分の基準の中で納得できなかったんだと思う。
僕も「噛み合ってないなぁ」と思うことはあったが、お互い

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10minutes diaries/39

10minutes diaries/39

令和3年11月26日(金)

巡り巡って全て返ってくる。
そんなようなことをよく耳にしたりするのだが、僕もまた体感として、その感覚を持っているような気はしている。

全てのものは繋がっていて、関係性の中でしか存在することは出来ず、もしこの体が朽ち果てたとしても、その原子やら素粒子やらは、減りも増えもせず、この世界に存在し、時間の経過とともにまた違うものの一部になる。
物理的な世界で考えてみても、す

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10minutes diaries/38

10minutes diaries/38

令和3年11月25日(木)

お笑いにボケとツッコミがあるなら、僕はツッコミらしい。
「全部拾うよね」
話をしている中で、そんなことを言われたこともある。

別に、小さい頃からお笑いを見ていたわけでもない。
どちらかといえば、ダウンタウンの番組などは、子供の頃はあんまり見せてもらえなかった。
そして、未だに、僕は自分では人にツッコんでいるという自覚はない。
勝手に言ってしまっている。
言わば、反射

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10minutes diaries/37

10minutes diaries/37

令和3年11月24日(水)

気づけば、もう、こんな日記らしきものを始めて1ヶ月以上が経っていた。
今思うと、最初の3日ぐらいが一番しんどかったようにも思う。
とはいえ、1年と考えると、当然、あと11ヶ月、330日ぐらいは残っているわけで、本当に最後までやり切れるのかという不安は残る。

ここまで書いてきて思うのは、まぁ、前の400 words diariesの時もそうだったが、書ける時と書けない

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10minutes diaries/36

10minutes diaries/36

令和3年11月23日(火)

「お金に興味ないよね」

そんなことを言われることが多い。
自分ではそんなふうにも思っていない。
だって、そりゃあ、お金はあることに越したことはない。
この資本主義経済においては、より多くお金を持っていれば、多くの物、事と交換することができるルールなのだから、持っていた方がいい。
さらに言えば、僕は、ケチだ。

ただ、やっぱり35年生きていると、それなりに自分のことも

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10minutes diaries/35

10minutes diaries/35

令和3年11月22日(月)

スラムドック$ミリオネアという映画が好きで、何回か観ている。
これは、トレインスポッティングでも有名なダニーボイル監督の作品で、日本では2009年に公開され、アカデミー賞の作品賞も撮ったので、知っている人も多いように思う。
ダニーボイル監督の作品が好きという偏向さはあるが、それでも、インドのスラム街でさまざまな苦しい経験をしてきた少年が、その人生の中で得た体験や知識で

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10minutes diaries/34

10minutes diaries/34

令和3年11月21日(日)

こんなふうに僕は言葉を何かに残しているわけで、デジタルもまた信用には当たらぬもので、何かあったら、何もないと皆は言うけれど、所詮、30万年ぐらいのホモサピエンスの歴史の中で、そんな永遠の話のような責任は誰一人取ることは出来るわけもなく、そもそもそんなものは誰も望んではいない訳で、残るも消えるも人間の概念を超えることが出来ぬことを、いつか我らが全て消え去った後に息づく他

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10minutes diaries/33

10minutes diaries/33

令和3年11月20日(土)

一体、僕らはどこへ行こうとしているのだろう。

朝起きて、顔を洗い、着替えて、コーヒーを飲み、仕事へ向かう。
1日の3分の1を働き、家路に着き、ごはんを食べ、お風呂に入り、眠りに尽く。

その日々の中で、やりたくないこともやり、誰かの目を気にし、何を守るためなのかもわからずに誇示し、誰かと競い、悲しみ、疲労を抱え、様々なものを壊し、命を製造し、殺め、到底自然物とは思え

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10minutes diaries/32

10minutes diaries/32

令和3年11月19日(金)

完璧主義。
人がどう言うかはわからないが、僕は完璧主義だと思う。
書類を作ると誤字脱字だらけだし、何かと計画を立てるのも苦手。
それでも、自分の中にある、ある種の完璧さを常に求めている気はする。
逆に言えば、誤字脱字を直すのは僕の仕事じゃないとすら思っている部分がある。
実に自分勝手な奴だ。

自分が考えうる全ての選択肢を挙げた上で、その中の最善を尽くす。
僕はこれま

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10minutes diaries/31

10minutes diaries/31

令和3年11月18日(木)

受け入れるしかない。

抵抗して何を得る。
得たそれで何をする。
得られたそれは半永久か。

この悲しみも、怒りも、虚しさも、無力さも、愚かさも、卑劣さも、受け入れるしかない。

受け入れたものを、薄めてはならない。
単純化してはならない。
整理しようなんてしてはならない。
納得なんてしてはならない。
思考を止めてはならない。
諦めることさえ、認められてはいない。

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10minutes diaries/30

10minutes diaries/30

令和3年11月17日(水)

小学校の時の話。
クラスに咳をしている子がいて、その子は、時折バックから何かを取り出して、それを口にしていた。
何かと思って、近くにいった時に見てみたら、それは、トローチだった。

薬っぽい袋から出てくるわりには、随分と美味しそうだなと思った。
その子が舐めていたのは、オレンジ色のトローチだった。
真ん中に穴が空いていて、僕にはパイン飴にしか見えなかった。
食べてみた

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