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10minutes diaries/39

令和3年11月26日(金)

巡り巡って全て返ってくる。
そんなようなことをよく耳にしたりするのだが、僕もまた体感として、その感覚を持っているような気はしている。

全てのものは繋がっていて、関係性の中でしか存在することは出来ず、もしこの体が朽ち果てたとしても、その原子やら素粒子やらは、減りも増えもせず、この世界に存在し、時間の経過とともにまた違うものの一部になる。
物理的な世界で考えてみても、すごく長い時間を考えれば、巡り巡って返ってくるというようなことは、容易に想像ができる。

それとは別に、この一回の、現世と言われる自分の人生の中でも、何か巡っているような感覚はある。
「ばちが当たる」じゃないけど、何かやっぱり自分のしたことについては、きちんと返ってきている気がする。
それは、いいことも然り。

きっと、僕らは、全てを都合のいいように解釈をして、自分だけが嫌な思いをしていると思ってしまうのだが、自分もまた、それなりに相手に対してひどい事をしてたりすることは、誰もが思い当たる節はあるのではないだろうか。
だいぶ昔に、テレビだか何かで見たのだと思うのだけど、
「人生はいい時も悪い時もあるが、トータルで見ればみんなプラマイゼロになっている」
そんなような話を聞いた。
何だかスピリチュアルっぽい感じもあるし、それが事実かはわからないし、人それぞれ捉え方はあるとは思うが、僕は、どうも「それは絶対違うよ」と無碍に出来ない感じもある。
もちろん適当なことは言えないのだが、どんなにいい生活をしている人にも悩みはあるだろうし、しんどい思いをしている人の中にも僅かながらでも幸せな瞬間はあるのではないだろうか。

世界は不公平で理不尽なことに溢れているが、その一方で、意外とよく出来てるんじゃないかなぁ、なんて、そんなことを思ったりもする。

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!