ぼーっとすることの科学/思考力を高めるワンポイント
「あの人いつもぼーっとしてるよね。」
身近に、周りからそんな風に言われる人はいますか?
このぼーっとしているということについては、あまりいい意味で捉えられることはかと思います。
しかし、このぼーっとすることはとても良いことなんです。
私たちが、時たまぼーっと何も考えていない時間は、実は思考を整理するために脳は活動しているのです。
これを「DMN=デフォルト・モード・ネットワーク」と言います。
具体的には、人間の脳に収められた雑然とした情報の整理を行い、情報の取捨選択をおこなっています。
つまり、無意識に情報を整理しているのです。
そのためには、そのことを考えない時間が必要になるということになります。
何か、難解な問題に直面したときや思考力が必要となる仕事でなかなか良いアイディアがでない時は、そのことについてずっと考えてしまうかもしれません。
しかし、人にとっては、思考に適している時間とそうではない時間が存在します。
解けない問題について、そのことばかりが頭に残ってしまうのは仕方がないことかもしれません。
しかし、そんな時こそ、ぼーっとできる環境や時間を作り無意識の時間を持ってみるといいかもしれません。
また、「朝飯前」という言葉がよく使われますが。
これは、朝ごはんを食べるより早く終わるという意味ではなく、なんでも「朝飯前にやってしまえば上手く片付く」と言った意味合いが本来の意味です。
朝ごはんを食べない人は、起床してから食事をとるまでとなります。
僕も夜型ではありますが、やはり作業ではなく何か思考する際は、朝にその時間をもうけるようにしてから、夜では思いつかなかった方法や答えがうかんだりするようになりました。
皆さんも、思考する際は「無意識の時間を持つ」ことと「朝飯前」を試してみてください。
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