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コロナ感染に気をつけて、マスクをしながら、効果的にリアルの講座・セミナー講師をするには

オンラインでの講師ノウハウとか、技術的な話ではありません。

この時期、リアルの場で講師をつとめるなかで、コロナ感染予防をしながらも、受講生の気持ちを高めたり、満足度をあげながら、マスク姿で講師をつとめる難しさについて感じてきました。

講座のスタート時に、おきまりの文句として「感染予防につとめましょう、できれば感染者追跡アプリを入れてください、受講後に感染がわかったら連絡してください、他の受講生との会話はできるだけ避けましょう」とアナウンスが行われるのですが、聞いている受講生の緊張の高まりを感じます。

「やっぱり、リアルな場に来なければよかったのかな?」と思いながら受講をすれば、集中度は下がるし、せっかく受講したのに物足りなさが残る結果となります。

そもそも、コロナ下でなくとも、講座やセミナーに参加する受講生はとても緊張しているので、「ここにいて大丈夫だよ」という安心感をもってもらうことが大切なのに…。

というわけで、自分が講師をやりながら感じたことをふまえ、リアルな場で講師をつとめる際のポイントを5つまとめてみました。
(細かいことはさまざまありますが‥まずは5つで)

(1)講師の自己開示
最初に講師の自己紹介があります。その際、講師がマスク姿だと「この人、どんな人なんだろう」「なにをさせられるのかな」と余計に緊張感が高まります。

資料を投影するのであれば、講師の自己紹介ページをつくり、マスクをしていない笑顔の写真を載せておく。そして、プライベートについてもできるだけ開示することが大切だと感じました。

例えば、「小学生の子供がいて流行りのアニメにはまっている」だとか、「自分も最初の起業は失敗した」だとか、「コロナで不安な時期があった」とか、そんなことです。

親近感をもってもらったり、リラックスをしてもらう時間をつくります。

(2)声のトーンをあげる
マスクだとどうしても声がこもってしまうので、いつもよりはっきりと、声のトーンを一段あげて、つねに「笑顔の声」を意識します。「笑顔の声」でいるということは、マスクの下もつねに笑顔でいるということ、ちょっと疲れますが大切です。

(3)一人ひとりの声をできるだけひろう
グループワークができない場合が多いと思うので、受講生の声をできるだけ拾って“参加意識”を高めます。一人ひとり、少しずつでもいいので、何かしら発言してもらう。自己紹介もいつもより長めにして、話すことで体を温めて、呼吸を安定させます。

(4)音楽を流す
グループワークができない分、個人ワークの時間が増えると思います。また、休憩時間にも他の受講生とおしゃべりができないので会場が静まりかえることがあります。せっかく講義中に温まった会場が冷めないように、音楽などを流して静寂をつくらないようにすると良いでしょう。(スマホから流すだけでもOK)

(5)「ここに来てよかった」と感じてもらう
最後に「ここに来て〇〇ができてよかったですね」と、講師側から伝えることです。

例えば、地域の場づくりに関する講座などでは「大変な時期ではありますが、こうして地域のことを真剣に考えている人たちが自分のほかにもいると分かると嬉しいですよね」とか、「家で一人でアイデアを考えるのは難しいですけど、今日は皆さんの意見を聞けて、色々アイデアを得ることができましたね」とか、「今日はやっぱりここに来てよかったんだ」と感じてもらうことが重要です。

5つポイントを書いてみましたが、気づいたことがあれば徐々に追加していこうと思います!

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BABAlab 桑原静(くわはらしずか)
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 「長生きするのも悪くない」
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