なぜ従業員は退職するのか？従業員定着においてどの組織にも共通して必要なたった1つのこと。

こんにちは！株式会社BaaS代表取締役の土井竜也です！

今回は「なぜ従業員は退職するのか？従業員定着に必要なこと。」について書いていきたいと思います！
転職者のキャリアアドバイザー業務を経験して、感じていることでもあります。
年齢・性別・職種・企業規模問わず、年間500人程度の従業員の本音を聞いています。ここまで幅広く従業員の本音を聞いている人は少ないと思います。
今回の記事が従業員定着・活躍について悩んでいる経営者や管理職層の方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです！

従業員定着においてどの組織にも必要なこと

長々と書いても、離脱が増えそうですので結論から記入します。
どの組織にも共通している従業員定着に必要なことは

心理的安全性の確保（従業員が本音で話せる環境を作る）

これだけだと思います。
なんだ、そんな事かよ。知ってるわ！
と思われた方も多いと思いますが、実際に心理的安全性を確保できている企業は少ないのが現実です。

これから先はそれにより、発生している問題や従業員定着に取り組む企業の現状等にも触れていきますので良ければ続きもご覧になってください！

従業員が退職する真の理由は特定が難しい

従業員が退職していく理由は年収・キャリアパス・上司との関係・社風等挙げだしたらキリがありません。
よくキャリアアップのために転職するという理由を聞きますが、本当にそうでしょうか。
下の図は転職時の年収の上下の比率をまとめた、厚労省のデータです。

このように年収を上げて転職をする方は35％程度です。
現場の感覚としては、上がったとしても少しですし最初から年収UPを目的に転職をしているのではなく、結果として上がったというケースがほとんどです。年収が市場価値に比べ著しく低い等で上がるケースが多いです。
皆さんは年収が少し上がるからという理由で転職をするでしょうか？
もちろん価値観は多様ですので、一概には言えませんが、ほとんどの方はしないと思います。

また、日ごろ転職支援をしていて感じることですが、キャリアアップの転職というのは、本当にレアケースでほとんで無いと考えて良いでしょう。（年収でキャリアの全てを測れませんが）
ネット等では「転職が当たり前になってきたので、個のスキルを高めてキャリアアップしていく」というような論調もありますが、キャリアアップで転職できる方はとても少ないのが現実です。

ですので、多くの組織において従業員が退職する時は年収以外のケースが多いと考えて間違いないと思います。

退職理由は本当に組織によってケースバイケースです。そして真の転職理由を従業員は退職の時に本音で教えてくれません。。
だからこそ真の退職理由を特定するために、「心理的安全性」が必要となります。

従業員定着への取り組みの現状

現状、多くの企業は以下のような取り組みをしているのではないでしょうか。

・働き方改革（残業の削減、有給取得の促進）
・柔軟な働き方ができる（テレワーク、フレックスタイム制など）
・コミュニケーションの活性化（社内SNS、サンクスカードなど）
・メンター制度
・上司との1on1
・昇格制度、評価制度の改定
etc...

他にも工夫をこらした、多くの取り組みをしている企業もあると思います。
それぞれ良い取り組みだと思いますし、効果のあるものだと思います。

では、その施策を導入しようとした際に課題はどのように設定したのでしょうか。また課題の優先順位をどのように付けたのでしょうか。

・普段からの従業員の声
・管理職からの声
・従業員アンケート
etc..

多くの企業では、この様に課題設定して施策を導入していると思います。

これで本当に正しい課題設定ができているでしょうか。
導入した施策が的を射ているでしょうか。

従業員は管理職（特に査定権限保持者）や経営層に本音は言えないものですし、会社から発信されるアンケートについては、いくら匿名とはいえ個人特定を恐れ本音を書けない従業員が多いと思います。（私も前職ではそうでした）
悲しいですが、多くの企業の現実はこのような状況だと思います。

だからこそ各種施策を導入しても退職者が減らないですし、従業員の生産性も向上しないのだと思います。

従業員定着には心理的安全性が必要

心理的安全性の無い組織（本音の言えない組織）では真の組織課題が特定できず、打ち手がずれると思います。上述しましたが、組織課題は本当に多種多様です。
だからこそ、我々は組織に心理的安全性を構築できるプロダクトを提供し、現場の真の課題を特定できるようにしたい考えました。

組織に心理的安全性を構築することで従業員の本音が聞け、真の課題が特定でき打ち手が的を射るようになると思います。

こうすることで我々のVISIONである「すべての人が"自分らしく働ける"社会の実現」に近づけると考えています。

今回は以上です。
最後までお付き合いいただきありがとうございました！
組織に心理的安全性を構築する弊社プロダクトのリンクを掲載しておりますので、良ければご覧になってください！

心理的安全性の構築は従業員の定着、生産性の向上に必ず繋がります。

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