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パンとかまぼこの、運命的な出会い

ね。今度はパンとかまぼこですよ。

先日の札幌すすきのに次いで、今度は小樽まで足を伸ばしてきました。
札幌すすきのの話はこちら。

お寿司食べたり、小樽運河を見学したりと、観光客らしく楽しませていただいたのですが。

ガス灯でかがやく小樽運河


何より印象深かったのは、小樽のローカルかまぼこ屋「かま栄」さん。

店舗に入ると、カウンターにたくさんのかまぼこがずらり。
まるでパン屋さんのような品揃え。圧巻。

ウィンドウをまじまじ覗き込む
怪しい人物になってしまった

その中でも一際目を引く、「パンロール」そして「パンドーム」。

いわく、どちらもかまぼこをパンで包んだ商品らしい。
なんだそれ。どうしてそんな発想になってしまったんだ。
ということで食べてきました。

左がパンロール、右がパンドーム


かじると、サクっと軽すぎる食感。
かまぼこを包むパン生地が、とっても薄い。
これは、パンというか、アメリカンドッグの皮が近いかも。ほんのり甘い。
サクッと軽い食感の衣を過ぎると、間をおかずにかまぼこの質感と旨味が口の中に広がってくる。

お、おいしー!!

かまぼことパンが合うなんて…。
かなりびっくりしちゃいました。

「パンロール」は、はんぺんのようなふんわりかまぼこにチーズやベーコンが入っていて。
さくっ、ふわっ、の後に続く、チーズとベーコンの塩気。

「パンドーム」は、ちくわのようなみっちりかまぼこに豚肉やタマネギが入っています。
さくっ、むちっ、の後に続く、慣れ親しんだ練り物の旨み。

食感と風味が入れ替わり立ち替わりするので、これは飽きない。美味しい!

肉まん感覚で食べるかまぼこ。


調べれば、かまぼこをスナック感覚で食べることはできないか?ということを追求して生まれた商品とのこと。
はー、なんて画期的な!


これを学校帰りのおやつに食べてる中高生、小樽にいると思うんですよ。
だって美味しいし、食べ応えあるし。
コンビニスナックより菓子パンより罪悪感がない。魚だからね。
そうすると、かまぼこっていうちょっと渋い食べ物が、おとなだけじゃなくて、若者のものにもなるわけですよ。


そういう景色が、きっと開発者の見たかったものなんじゃないかな。
それは、誰も考えてないようなことをトライしたからこそ、できたことで。


この話から思ったんですけどね。
たぶんね、自分達の仕事は、商品の役目はこういうこと、って決めちゃうと、進化が滞るんだなと思いました。
自分の役割をこえて、さらにできること、やりたいことを目指すって、純粋にかっこいいですよね。


はー、いいもの食べたなあ、って思いました。

…ちなみに、小樽での宿はこちらです(宣伝)。

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