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2022年

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2022年の記事です。私の個人的な考えから世間の動き、あと未来予想などもしてみたいと思います。 教育、IT、エンタメ、スポーツなど何でも思いついたら書くのでぜひお読みください!
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#エッセイ

サッカーと戦争はよく似ている

サッカーワールドカップが2022年11月からカタールで開催されます。 日本代表は今までW杯に6回連続出場という素晴らしい戦績を残していますが、残念ながら参加国中ベスト16までしか進出したことがなく、決して世界の強豪といえる成績は残せていません。 今回日本が戦う予選グループ4チーム中には、優勝経験があり世界の強豪であるドイツとスペインがいます。 日本の予選突破はかなり厳しい状況で、もちろん応援はしていますがかなりの運を期待しなければいけないと思います。 しかし初戦のドイツ

マイナポイントのサービス設計がやっぱり良くなかった

以前にマイナンバーカードを作ったのですが、マイナポイントのキャンペーンに応募していなかったので、やってみることにしました。 詳細は上記を見ていただくとしてざっくりいうと、 ・新規入会で5,000ポイント ・銀行口座紐づけで7,500ポイント ・保険証として登録すれば7,500ポイント 計20,000ポイントもらえるということで実際にやってみたのですが、残念ながらこのサービス設計はいただけない部分があると感じました。 今まで国や公共のITサービスの出来がよかった記憶があ

お見合いを一度は体験してみたかった

10年以上前から日本の婚姻数が減少していることは、皆さんご存じだと思います。 その内訳をよく見てみると、お見合いと職場結婚の減少が非常に大きく、それ以外のいわゆる自由な恋愛による結婚は昔も今もそれほど変わらないそうです。 親が介在して紹介し合った昭和のお見合いや、結婚前提で就職する女性が多かった時代の寿退職につながるような職場結婚はもう非常に少数派となったようで、確かにあまり聞かなくなりました。 婚姻数の減少は少子化に直接つながるという意味で重要ですが、今回はそれだけで

学歴の違いとは何が違うのか

言うまでもなく学歴は大事です。 学歴の違いによって就職や結婚、住む場所や暮らし方、交友関係まで大きく左右されるのは間違いないと誰もが思っています。 しかし一人が持つことができる学歴はひとつなので、学歴が異なるとどのようなことが違うのか、意外と本当のところは分からないかもしれません。 ただし私は偶然、学歴の大きく異なる人がいる地域や企業に所属した経験があり、自分の体験から比較できるのではないかと考えました。 今回はそういった目線での考察です。 環境に左右される子供 今は

教育されていないことはたくさんある

大人の社会ではとても必要なのに、子供の教育で重視されていないか、まったく教えられていないと感じることがたくさんあります。 お金や法律といった必要不可欠なルール、論理的に考える、仕組み化するといった合理性、人間には生物として超えられない限界があるという事実などです。 今年から高校で金融教育が始まっているらしく、法律などについても独自のカリキュラムがある学校はありますが、私が足りないと思うのは、お金や法律がなぜ存在し必要とされているか、といった基礎の部分です。 お金の管理

子供に戦うことを教えたほうがいい

食育の一環として、小学校で動物を飼い、最後に食肉にするというカリキュラムがあったことをご存じの方は多いと思います。 平成2年の大阪の小学校での出来事だったそうで、その後映画にもなり、大きな話題となりました。 その教育方法や結果については当時も今も賛否両論だと思います。 私は、この先生が子供たちに問いかけたかったこと、「生き物を食べるとはどういうことか?」を考えるのは正しいと思いますが、ペットとして飼って育ててから食べてしまうという過程には疑問を感じました。 自分の味方や

ヤフコメという魔境に集う普通の人たち

Yahooニュースのコメント欄は、匿名のため無責任な発言が飛び交い、荒れるので有名です。 政治やコロナ、芸能系のスキャンダルなど荒れやすい題材の記事は特にひどい状況で、コメント欄が閉鎖されていることも少なくありません。 私は以前ただの好奇心から、「ネットで荒らす人ってどんな人なんだろう?」と興味がわき、Yahooニュースではないですが、別の場所で荒らす人への探りを入れてみようと画策したことがありました。 どんな人が荒らしているのか ある程度参加者の属性が絞られるマイナー

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AIがイラスト・写真・文章・音楽・動画をすべて作れてしまうようになったとき、人間は何をすべきか?

Alの進化がすさまじく、深津貴之さんの記事によると、「あらゆる創作に携わる全ての人を巻き込む、歴史的な転換点」が迫っているということです。 もちろんまだ実験的な段階なので、誰でも今すぐに使えるわけではないようですし、商用サービスになった際の費用や利用制限なども不明で、すぐにAIが人間のクリエイティブを凌駕してしまうということではないようです。 しかし、AI技術の指数関数的な進化スピードを考えたとき、遠くない将来に相当な範囲のクリエイティブがAIに置き換わると考えてもおかし

小中学校の作文の宿題は本当に難しい

8月末、都内はそろそろ小中学生の夏休みが終わろうとしていますが、いつも親の頭を悩ませるのが、子供の宿題が終わっていないこと。 特に作文や感想文は得意な子なら一瞬で終わりますが、苦手な場合は最後の最後まで残ってしまい、毎回毎回「早く」と言うのも疲れます。 かくいう私も、小学生までは感想文や作文が大の苦手で、夏休みの最後の日まで悩んでいました。 しかし、あるきっかけでそれまでが嘘のように大きく変わりました。 小中学生のお子さんで同じような状況の方がいたら、今回の文章を読んで

メルカリ経由で出会う意外な感情

少し前に私は、物を捨てるのにもお金と手間がかかる上に、まだ十分使えるものを粗大ごみに捨てて廃棄物を増やすのは嫌なので、要らないものをメルカリで売ることにしました。 大したお金になるわけでもないのですが、捨てる手続きの面倒くささと自分のわがままでごみを増やしたという良心の呵責に比べたら、非常に気持ちのよい作業でした。 ただ、いままでフリマやヤフオクで買ったことはあっても売ったことがなかったので、経験者なら分かると思いますが、出品や発送の意外な手間の多さにちょっと失敗したかも

「島宇宙化」の予言は30年経って証明された

宮台真司氏が1990年代に唱えていた「島宇宙化」論をご存じでしょうか? 1980年代後半、世間では「ネクラ」「ネアカ」といった記号的な思考を繰り返し差別化を図る態度が流行しました。 それはちょうど日本の戦後の経済成長が止まり、国民が同じ方向を向いているのが無理になった時期と一致しています。 そしてその差別化が行きつく先は、世間共通の価値観というものがなくなり、同じ価値観を持った人だけが所属するコミュニティが多数存在し、それら同士は交わることがなくなる、という「島宇宙化」で

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東京オリンピックって何だったのかなと今考えてみる

先週コーネリアスのライブを見ていて思い出したのですが、ここ数年に渡ってアンチ東京オリンピックというムーブメント(?)とでも呼ぶべきものが確かにあったと記憶しています。 あれは何だったんだろう?という疑問が湧き上がってきたので、今回はオリンピックについて書いてみようと思いました。 私はオリンピックというイベントについてこう考えています。 テレビでやっていれば見ることもあるし、好きな競技や選手が出ていれば応援しますが、見たい競技以外は日本人が出ていても見ないこともあります。

Corneliusのライブを観ました

コーネリアスのライブをフジロックのネット配信で見ることができました。 本来は東京オリンピックまでに至る、彼にまつわるさまざまな問題に触れるほうがいいのかもしれませんが、私はアーティストの作ったものとアーティストの個人的な問題については分けて考えるので、ここでは書きません。 私にとっていいものはいいし、良くないものは良くないだけです。 とにかく、復帰してライブを見ることができて良かったです。 コーネリアスの表現の独自性 きっとファンの間では散々語りつくされたであろうこのテ