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【転職で大事なこと番外編】ブラック企業

 私の場合、新卒採用で大企業はことごとく失敗し、最後的に受かったベンチャー企業が1社目でした。ここが分かり易いブラック企業(感じ方や定義は人それぞれかと思いますが一般的な)でして、映画「ちょっと今から仕事やめてくる」にも出てくるブラック企業がほぼ同じ感じでした。この映画は実体験を思い出し、上司から追いつめられる気持ちがわかり泣けました。

仕事辞めてくる

 さらに私の居た会社は、最終的には突然「倒産」するというオチつきでした。分かり易いブラック企業です。
 本記事では、ここで学ぶことができた小規模会社のメリット・デメリットを共有いたします。

◆メリット:新卒でも積める圧倒的な経験値
 大企業に転職して新卒と関わることが増えて、特にこの経験値の差をまざまざと感じました。
 ブラック企業では、新卒でも研修なしで最初からタスク振りまくる無茶ぶりな会社だったため即実践で電話取りや名刺交換、お茶くみ、接待における上座下座対応など新卒ではなく1社員としての対応を求められました。そのため転職した際には新卒が研修でゆっくり学んでいるのを見て、本番ではないので緊張感もなく吸収スピードが遅いなと感じました。
 またSEで入社しましたが少人数で何でもやらなきゃいけなかったため、営業も経験できました。習ってないからわからないなんて通用しない、「やるか、やらないか」(殺るか、殺られるか)の環境でした。。。1社目だったのでこれが普通かと思って大企業に転職したので、多少のことでは動じない強靭なメンタルを身につけることができました(笑)今では何でもホワイトに感じますww

◆デメリット:精神的に追い詰められ睡眠時間も削られ体力と精神力ともに消耗する
・「貴様」「お前」とか暴言は普通に飛び交う
・サービス残業は当たり前
・20時退社なら「これから飲み会?こっちは残業なのに良いね、うらやましいと」嫌味を言われる
・休日出勤時は、「それも勿論仕事できなくて遅れてるだけだから、休日出勤申請しないよね?」
・自分のミスも一部あり夜中、呼び出され修正作業した際も、サービス残業。かつ終電がないのでタクシー代は自己負担。そしてすべて私のミス、ということで上のミスまで背負わされる。
・ミスの責任として、上司の代わりにお客様へ謝罪に行き、下っ端しか来なかったことでさらに怒りを煽り15分間罵倒され続け、申し訳ございませんと謝罪し続ける、修業がある。(半沢直樹みたく土下座しろはなかったですが、言われかねない勢いでした。大人ってあんなに怒るんだ、新卒1年目ながらに感じました)

 石の上にも3年と言われますが、3年ただ漫然といるだけでは意味がないです。3年で大体の仕事を把握してバリューが出し始められるという目安としての年数ですが、自身でそれ以上得るものを得ていれば抜け出すのに在籍年数を気にする必要はないです。
 何より3年劣悪な環境で我慢し続ける必要もないです。私の最初の転職時は2.5年でしたが、主任、部長とこれ以上仕事をしても得るものもなく、ただ自分のことしか考えていない人達だったので、もう会社辞めようと至りました。部長を尊敬しこの人の様になりたいと思い入社したので、その人がもう尊敬できなくなり、心折れ転職を決意しました。

 ただ流石に1年以内の転職を繰り返していると、おかしいなと思われますので、そもそもの就職時にミスマッチがないようにして認識合わせたうえでの入社が望ましいです。
 入社後にイメージと聞いていた話と違うのはよくある普通の話ですが、そのギャップが大きすぎて割り切れない時は要注意です。


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