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チーズケーキとナッツ

今日は、おかたづけサポートをさせていただいているお客様の、ほっこりエピソードをご紹介。

お客様のお名前はAさん(女性)。
ご多忙ななか、ご自宅のおかたづけになかなか手が回らない…とお申込みをくださり、これまで複数回、おかたづけを一緒にさせていただいている。

おかたづけを継続する中で、Aさんご自身、本来お持ちの行動力や決断力を発揮されていき、お部屋の中はもちろん、Aさんの頭の中もどんどんスッキリされているようだった。
ずっと気になっていた習い事を始められたり、新たな情報を手にされていたりと、毎回お伺いするたびに、私まで嬉しくなるようなご報告をいただけるのだ。

そんなAさん、ある日、こんなお話をしてくださった。

夫(Bさん)に驚くような変化がありました。
この間、キッチンのおかたづけをみねさんとした後、急に「ケーキを作る」と言い出したんです!
今では週に2,3回ケーキを焼いてくれるようになったんですよ。
キッチンがスッキリして、やる気になったんだと思います。
本当にみねさんのお陰ですよ!

冷蔵庫には、それはそれはおいしそうなチーズケーキが。

確かに、おかたづけを直接ご依頼いただいていないご家族も、空間や依頼主の変化をきっかけに、行動や意識が変わることもある。

Bさんは普段、全くお料理をされないのだという。
でも、どうしてお料理を飛び越えてケーキ作りを…?

もう少し話を伺うと、「はは~ん」となった。

私、最近いろんなお店のチーズケーキにはまっていて。
ちょっとお金を遣いすぎてるな~と感じたので、お義母さまの作ってくださるチーズケーキ、すごくおいしいんですけど、それを私が教えていただいて、自分で作ろうと思ったんです。
そしたら、夫が、「俺が作るよ」と言って私のかわりに作り方を覚えたんですよ!

おかたづけ前に「本当は、ここにあまりものを置きたくないんですよ」とAさんのおっしゃっていたキッチンのカウンターには、今は最小限のものと、前回まではなかった、ナッツの入った素敵な瓶が飾るように置かれている。

前回キッチンのおかたづけをしているとき、ナッツの入った大きな袋を見つけた。
訊くと、Bさんがナッツにはまっていて、これを楽しみに召し上がっているのだという。
「ナッツを密閉のいいおしゃれな瓶に入れて、夫が食べやすいようにしたいなあ」
Aさんはそのとき、こうおっしゃっていたのだ。

Bさんは、ただただキッチンがスッキリとしたからケーキを焼こうと思ったわけではないと私は思っている。

Aさんが、Bさんの大好きなナッツに素敵な特等席を与えてくれた。
その思いが嬉しくって、Aさんの大好きなチーズケーキを自分が焼いてあげたいと思ったのだろう。

相手の大切なものを大切にする気持ちは、必ず相手に伝わる。
すごくしあわせな循環に立ち会え、嬉しくてたまらなかった。

いただいたサポートは、夫のしあわせのためにありがたく使わせていただきます!