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ハッピーセットのおまけにうなる年末。「答えのない道徳の問題 みんなで!どう解く?」

朝ごはんを食べる前から、「今日のお昼はマクドナルドがいい」なぞ言う3歳の息子。
そうだね、今年のマック納めといこうか。

ハッピーセットのおまけ、だいたいおもちゃを選ぶ子どもたち。
だが今回、小2娘は小さな絵本を選んだのだ。
これがまた、むちゃくちゃいい…まさか、12月30日にマックのおまけのことで熱く語ることになるなんて思いもしなかったよ。

▼ハッピーセットの絵本…すごい

▼マックのおまけにしてやられた話、他にもあったよな…

ポプラ社とのタイアップ企画のようだ。本家のほうも気になりすぎるので、たぶん年内(!)にはポチるだろう。

▼ポチるやつ

▼ポプラ社の特設サイト

いろいろ見ていくと、教育現場で使える教材の配布なども行っているよう。
ちなみに、ハッピーセットの絵本は、全国の子どもたちとオンラインワークショップで作ったのだという。
こういう話、弱いやん?ずるいなあ…

▼ワークショップのレポート読んでなぜか涙ぐむ私…

…興奮しすぎて話が進まない。

で、件の本には、いくつもの問いが載っている。

例えば…

まなび、どう解く?
「ネットで調べればすぐに分かるのに、どうして勉強ってするんだろう?」
すき、どう解く?
「好きって言われるとうれしいのに、どうして好きって言うのは、むずかしんだろう?」

お察しの通り、正解はない。

この本のすごいところは、対話を促す設計だ。
「まずは自分の答えを考えよう!」「おうちの人や友だちとも話し合おう!」とし、ワークシート(おまけサイズなので、正確にはワークカード)も用意されている。
問いのページの次を開くと、たくさんのフキダシ…実際に集まった、みんなの解答が掲載されており、その振れ幅もまたなかなかのもの。

そして、公式アンバサダーのQuizKnockからのアドバイスが、また秀逸すぎて…!

まよったら、口に出してみよう!
自分の意見をしゃべれば、他の人が意見を返してくれる。
これをくり返して、より良い考えに近づいていこう!(伊沢くん)
この問いなんか変だな、答えづらいな、と思ったとき、すばらしい考えが生まれるチャンス!
その変なところをぜひみんなにも教えてあげて!(須貝くん)

ちなみに、小2娘から問われたのは、次の質問。

ともだち、どう解く?
「友だちがたくさんいるのと、親友がひとりいるのは、どっちが大切なんだろう?」

娘の考えはこうだ。

「親友がひとりいるのが大切。いろいろな悩みを相談できるし、そこから新しい友だちもできていくから」

ほ~~~~なるほど!
それも、一理ある。そして、ちゃんと意見をもっているんだなあ…と改めて。

ちなみに私は、たぶん中間ぐらいの考えかな…
以前は、「たったひとりわかってくれる人がいればいい」と思っていたけれど、今はたったひとりに背負わせるのも背負うのも違うよなという気がしてきている。
不特定多数の友だちは今でも必要ないと思っているけれど、尊敬できるパーツモデルはたくさん持っていたいし、コミュニティとの関わり方も「狭く深く」から「広く柔軟に」にシフトしてきている。

「答えがない」問題について考えるのって難しくて、自分の意見に自信が持てない。
自信が持てないのは、それが「間違ってるかも」「ずれてるかも」という思いの表れ。

そこに自信を与えてくれるのは、「答えがない」という共通理解と、「みんなで!どう解く?」と意見を持ち寄って生まれる対話だと思う。
いや~~~、ほんと、よくできている。感心、感心…!


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