「話す」ことをやめないで、という処方箋
私がマンガ大好きっ子であることは、noteで何回か書いてきたと思う。
スマホで読める時代になってしまったもので、マンガアプリが2022/3/23時点で6種類インストールされている我がスマホ…
(中には、一つのマンガを読むためだけにインストールしたものなどもw原則、無課金勢)
今読んでいるいくつかのマンガのうち、今日読んだエピソードが印象的だったので、まずは紹介させてほしい。
◇
件のマンガは、『19番目のカルテ 徳重晃の問診』。
公式はゼノン編集部っぽい。(私はLINEマンガで購読中)
物語の中で見た「なんでも治せる」お医者さんに憧れる、3年目の女性医師・滝野は、細分化された専門領域で、それぞれの専門を極めることを是とする医者のシステムの中で、理想と現実のギャップに悩んでいた。そんな中、滝野の前に、患者という“人間そのもの”を診察し、治療する総合診療医・徳重が現れる――!
▼ここから直接第1話が読めますよ~
滝野がむちゃくちゃ一生懸命でかわいくて、徳重はひょうひょうとした様子ながら、実はすごくあたたかく滝野を見守っている。
医療マンガなので今後深刻なシーンなども出てくるのかな…と思いつつ、テンポもよく優しい気持ちになれるので、今のところ私の中では癒しポジションの作品。
…で、今回注目したいのは、その中の第6話である、「夫婦と”病い”と」というお話。
物語は、総合診療科・滝野に仏頂面で対峙する女性と、隣で気まずそうに押し黙る男性とのシーンで始まる。
この男性が患者さんで、仏頂面の女性はその妻である。
あまり書くとネタバレになるので控えるが、円満な終わりのあるエピソードだった。
物語終盤、徳重のセリフがとても心に響いた。
なんでもひとりでできる人は存在しません
だから他人と他人は一緒になる
病気になった時 気持ちや考え方は揺れ動きます
本人も家族も
だからこそ「話す」ことをやめないでください
これが、この患者さんごふうふにとっての処方箋だった気がする。
◇
病気のときに限らず、私たちは「今まで通り」でない状況に直面すると、ぐらぐらと不安定になる。
普段なら見渡せるものが見えなくなったり、思いやりのつもりがすれ違ったり、つい邪推したり…
それが積み重なり、問題の本質が地中深くに埋もれていくこともある。
だからこそ「話す」ことをやめないでください なのだ。
できれば、非常時でなく平時から。
その小さなコミュニケーションの積み重ねは、問題の本質をぐっと捉えるための屈強な土台になる…と信じている。
(だからこそ、私はふうふのコミュニケーションを応援する活動をしているのだ!)
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