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子どもも大人もファーストネームを呼び合う保育園で、「授業」をします(※告知あり)

「私の名前は○○です。あなたのお名前はなんですか?」

くりくりとしたまんまるな目が、斜め下から私をまっすぐ貫いてくる。

「私の名前は、せりかです」

そう答えたとき、私はきちんとひざを折ってそのまんまるな目と、はたして高さを揃えただろうか。

「せりかさんですね!」

小さなその人は誇らしげに、それでいてちょっとホッとしたかのように、「せりかさん」という存在を認識し、受け容れてくれた。

これは、とある保育園でのやりとり。
ここでは、保育者も子どもたちも互いのことをファーストネームで呼び合うという。
年齢とか性別とか肩書とかいろいろなものを置いておいて、私たちはひとりとひとりであることに立ち返れる、シンプルな方法だ。

福岡テンジン大学で、またひとつ授業をコーディネートした。

時節柄、また事業柄、ともすればクローズになりがちな子育て・保育。
それをできる限り開いて、なるべく多くの人たちで成していきたいと考えておられるのが、今回の授業の先生である酒井咲帆(さきほ)さん。

福岡では知る人ぞ知る写真屋「ALBUS」を営む咲帆さんは、「いふくまち保育園」「ごしょがだに保育園」の園長であり、隣接する古小烏(ふるこがらす)公園の愛護会会長でもある。

家庭ー子育てー保育園ー公園ー地域
たぶんあとは、働くとか暮らすとか。
そこらへんがシームレスにつながっている、なんとも不思議な現象を目の当たりにした。

私のようなシロウトがそう思うぐらいだ。
保育園での取り組みが、様々なメディアに取り上げられたり、大学の研究対象となったり…と注目を集めているのも、至極当然のことなのかもしれない。

授業では、公園や保育園の様子を肌で感じたり、咲帆さんから情報提供をいただいたりしながら、参加者相互で考えを深めていく。

まちで新しいことを始めたい人、保育園のことを知りたい人、子どもとの関わりに興味のある人、咲帆さんのファンの人…
5月28日は、ぜひ新緑豊かな古小烏公園に集合してほしい。

▼…と、その前に申込をよろしく!


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