小2娘の国語辞典に見る、ほんとうの「学び」

「ねえ、国語辞典買って」

小2娘、突然のおねだり。
なになに?今度はどうした??

「知らないことばが、たくさんあるの。ねえ、【青春】って何?

ええ?せいしゅん!?

…あ、そうか、このときから、娘はずっと考えていたんだな。

夏休みに観た、映画クレヨンしんちゃん最新作。
クライマックスに近い場面、登場人物たちが、

「青春は、○○!」「青春は、△△!」…

思い思いに、自分の【青春】を叫んでいたのだ。

あまりに多様な定義づけに、まっすぐすぎる娘はきっと、「【青春】って…結局何?」となっていたのだろう。
(いかん、書きすぎて、【青春】がゲシュタルト崩壊してきた…!)

とまあ、そんなわけで、国語辞典を購入。

選ぶにあたって、同じ小学校のママの先輩に、「今買ってその後も使える国語辞典を買いたいのですが」と相談。
小6の息子さんや高校生の娘さんも、「使ってるのはこれだよ」「中学からは漢和辞典とかを使っていくから、小学校で使い倒せるやつがいいよ」などなど、具体的なアドバイスをくださった…感謝!

Amazonさんから届いた国語辞典に、娘は大喜び。

早速気になるあのことばを調べ…
わかったようなわからないような、そんな顔をしていた。

何回か教えると、辞書の引き方も何となく理解。
調べたことばの説明の中に、また知らないことばが出てきて、それを調べる。

「そろそろお風呂よ!国語辞典しまいなさい!」なんていう、謎のお小言が飛ぶ最近の我が家よ。

ちなみに、国語辞典にハマる直前、彼女は別の分厚い本を入手している。

(▼こちらは未開封で、隠してある)

マックのハッピーセットで、「小学館の図鑑NEO マクドナルド」を手に入れたのが、図鑑そのものへ興味を持つきっかけになっていた。

「日頃、図鑑や絵本をあまり読まれないお子さんも『ほんのハッピーセット』のミニブックなら、気軽に読むことができると思います。そしてこのミニブックがおもしろいと思ったら、ぜひ今度は本格的な図鑑や絵本の世界に入ってきてくださるとうれしいです。本の世界に入り込むと、その日から皆さんの世界が変わるはずです!」
(記事より引用)

だって。まんまとハマっているではないか…!

誕生日プレゼントとして念願の「小学館の図鑑NEO 花」を入手した娘、1日数ページずつコンスタントに読み進めている様子。
3歳息子が道で摘んできたお花が載っていないか…と調べる姿、すごく楽しそう。

彼女の姿を見ていると、それを「遊び」と感じられるうちに、「学び」を始められたらいいんだろうなあと感じる。
いや、正確には、「遊び」の延長に、本来の「学び」があるんじゃないだろうか。

先ほどのマクドナルドの図鑑の記事の中にも、こんな記載があった。

身近な存在のマクドナルドを図鑑という形で整理し、普段何気なく通うお店を「学びの場」に変えてしまう画期的な企画。一度この図鑑を読み出すと、もっとマクドナルドのことを知りたくなることまちがいなし!
(記事より引用)


そういえば、息子が洗濯物を楽しそうに畳んでくれたときにも、同じようなことを感じたような。
「学び」もそうだけれど、家のことや、おかたづけにだって、共通点がありそうだ。

「暗記しなくちゃ」「点数取らなくちゃ」の先にあるものって、短期的だし、本質的でない気がする。
そうやって勉強したこと、大人になった今じゃ、ほとんどなんにも覚えてないんだよな。

けれど、キラキラと目を輝かせて調べた【青春】ということば、意味はよくよくわからなかったにしても、娘はきっと忘れないと思う。
その光景を、私もずっと鮮明に覚えているんだろうな。

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