雨降(秦一史)
悪魔をテーマにした短編集。怖いのからしょうもないのまで
神様のお墓を巡る物語
あらすじ 教師猫村は生徒の一人、魔白から好意を持たれ、過剰なアピールを受ける。 だが実は彼女は悪魔の末裔で校内で秘密裏に開催される七天使、七悪魔、七人の超人類による三種七体戦争の参加者の一人だった。 巻き込まれる内に協力する事になる猫村だが天使との戦いの最中、猫村は命を落とす。 猫村が残した手がかりを元に魔白の魔法で天使を撃退したものの魔法が暴走し周囲の人間を巻き込んで自爆しそうになる。 それを止めたのは前回戦争を制覇した人物だった。 彼は猫村の命を助ける代わりにと
知らねー!!!!!知らねー!!!!!!!!!!
爪割れる日々 つまらないダンス 森の奥遠く獣の遠吠え 行く足だけが遠ざかっていく 飾り立てた薪、まつろわぬ甘露 樹々を伝う涙、戯けては拭う 舐めてみた、飲んでみた、語り継ぐ歌 箒星はまだか 来たとてどうか夢見がちな水面 写したは歌か波立てた蹴り足 そよぐ風に沿ってつまらないダンス 欲しいものは紺碧、得たものは群青 箒星はまだか 空に祈る日々よ
君が夢を見ながら眠る横顔を見てる。 夜の11時は今日が終わってまだ明日が始まっていない気がする。 体には良くないけどコーヒーと少しのクッキーを齧りながら考えてる。 君にお別れを言う日を。なんだかまだ現実味がないな。なにぶん初めてだから緊張するよ。 そもそもちゃんとこんにちはしただろうか? はじめまして、こんにちは。それじゃまたね。さようなら。 抱きかかえた時の体温と重さだけが本当で、それだけを抱きしめて生きて行く。 そして今日が明日になる。
太平天国世はなべてこともなく、大っぴらに嘆くこともなし。 悪党も形無しの善性怠惰に肩透かし。 詩ばかり繋いで死ばかりは恐れて縛り首だけは断りお断り世の理だとしても。 思ったより自由に不安は不満か? 牢屋に来たやつは誰も鎖繋がれていたいか? 囚人と看守の衆人環視ないこの牢屋悪くねえな? くつろぐなら電気椅子しかねえがコンセントさして電気入れる処刑人どものコンセンサスは取れてる。 火を入れたなら肩凝りは取れるか? 取れるならなんでも取っちまう盗人どもの舌を取る閻魔様はどこだ?
どんなに駄作でつまらなくったって、どんなにダサくて下らなくたっても、貴方にとって語られるべき物語があるなら、それがどんなにありふれていても、小さな声でも、そっと耳を澄ましてここで待っていますね
夢みたいだ嘘みたいだ 固形化されたフィクション ソリッドな虚構 頬を抓れ目を覚ませ 夢がなんかか手続きの不具合だ まったく最近の役所と来たらお役所仕事も大概ね、大体ね気に入らないたらありゃしない 君が隣にいる 温もりを感じる 夢が現実になる 頬の熱、距離は僅か 息の震えを知る 僕は息も絶え絶え 宝クジでもないが 実感わかないが ところで今日は何日だ エイプリルフールエイプリルフール ほらカメラ嘲笑聴衆出てこいよ 嘘じゃない 嘘じゃない 嘘じゃない?嘘じゃない? 嘘
負け犬でもいいさ。死んだように生きてヘラヘラ笑うよりずっとマシだ
言の葉をむしり花弁を剥ぎ取り茎をへし折って見えた土の下の根を啜り
目のない幽霊が言いました。明かりが足りない。声のない亡霊も続けます。足跡を残したい。笛を吹く幻影が答えました。じゃあ僕が筆で描いてあげるよ。そうして出来たのが砂漠の果てにある乾闥婆城です。天気のいい日は天守閣から月を弓で射抜こうとする一本だたらが見れるそうですよ。
つぶやき、他人にわかってもらおうというより未来の自分が見返すために書いてる。手紙書き終わったら紙ヒコーキにして飛ばして、いつか自分の頭に降ってくるんだろーなーってイメージ
阿弥陀如来と地蔵菩薩が好きなんですが実は仏ゾーンの影響です
毎日眠る前に思う。 明日、少なくとも自分じゃない何かになっていますようにって。 あなたの前で少しだけ理想の自分が見えたみたいに振る舞っていたけど、それはもう砕け散って 歌の中にも虚像の中にもありはしない。 バラバラになった絵をつなぎ合わせて元通りだよって言ったって、そのパズルの継ぎ目は二度と消えはしない。 その焼きごてを額に押し付けてそのままゴミ箱に捨ててくれよ 溜息愁嘆、金剛輪際のその果てで、頼むから食べ残しを見るみたいな目で見て僕に僕を諦めさせてくれ。 阿弥陀を許せくじ引
月曜日から順に。一緒に唱えてくれるか? 「燃えるゴミ燃えるゴミ燃えないゴミ、資源ごみ、燃えるゴミ。」 日々を暮らすと毎日身に覚えのないゴミがどんどんゴミ箱に溜まる。溜まった端からゴミ捨て場に追い出してく。追い出してんだか俺がカレンダーに追いかけられてんだか。 生きるという事はゴミを出すために生きているようなもんだよ。 君もそうだろ?そうでもない?ゴミじゃないなら何出して生きてんだ? 「 」 へえ、そうか。そうこなくちゃな ゴミを出すためだなんて大嘘さ。 君の次の
この世で最も大事なものの一つが失われた。 永遠に。それだけだ。
大人になったら心が擦り傷だらけでも、貼る絆創膏もないのにそのまま遠くまで行く羽目になる事が増えますね。もう自分をなんとかする手立てがないので、せめて道行く人が怪我の無いように祈る事が増えました。なので、特定の宗教に思い入れはありませんがいつもあなたの旅路へ祝福をと思っています