牢獄よりの便り

太平天国世はなべてこともなく、大っぴらに嘆くこともなし。
悪党も形無しの善性怠惰に肩透かし。
詩ばかり繋いで死ばかりは恐れて縛り首だけは断りお断り世の理だとしても。
思ったより自由に不安は不満か?
牢屋に来たやつは誰も鎖繋がれていたいか?
囚人と看守の衆人環視ないこの牢屋悪くねえな?

くつろぐなら電気椅子しかねえがコンセントさして電気入れる処刑人どものコンセンサスは取れてる。
火を入れたなら肩凝りは取れるか?
取れるならなんでも取っちまう盗人どもの舌を取る閻魔様はどこだ?
香炉に火を入れて香るインセンス漂うナンセンス堰き止めた貧乏作家の詩の最後はどこだ?

重力の恩寵の階に足をかけて堕ちる前に次の羽を毟れ。
目を全部潰し森を全て焼いて咲いた花を食い散らかして喉を酒が焼き切る前に。
波の先に触れた鳥が貴方の指先を掠めて神の国の地図を盗み取るその前に。

雑文を並べ立ててます。読んでくれてありがとう