見出し画像

宙に浮いた生活で、少しでも地に足をつけて。

今日のランチは、パスタを茹でつつ、
ズッキーニをじっくり両面焼き、
マッシュルームはクリームソースにしてみる。
フランスは野菜の旨みが日本よりも強く感じられる。
エネルギーが詰まってる、というか。

朝はいいお天気で、部屋に差し込む光が、
なんとも神々しく、
夕方の雨も、雨上がりの空もまた、
ぐっとくる綺麗さで、
愛おしい世界をただ見ていたい、
と思いました。

1月にお仕事を辞めてから
早くも8ヶ月が経ちました。

その期間、
通っていた演劇クラスの卒業公演を終え、
東京のアドレスにさよならをして、
実家に戻り、
1度目のビザ申請は通らずで泣き、
ひとまずパートナーに会いに
ノービザで渡仏したのち、
帰国して2度目の申請でビザをもらって渡仏。で、今に至ります。

日本にいる間、失業保険をいただきつつ、
仕事にトライしようともしたけれど、
ガス欠状態でエンジンはかからず、
いまだ無職。

毎日を、食べて、読んで、観て、
勉強して、ちょっと運動してみて、
とほとんど予定に縛られることなく
暮らしています。

この生活が
自分のスタンダードになりつつあるけれど、
毎日感じているのは、
宙に浮いているようだなあ、っていう感情。

確かに私は東京の地を踏んで跡にし、
実家の家を久々に踏み荒らしてきて、
フランス生活に足を踏み入れたのだけれど、
どこかふわふわと
浮遊しているような感覚でいる。

なにしてるんだろう?

自分で決めて来たはずなのに、
私を吊ってる風船か何かが風に吹かれて
ここにいるような、そんな感覚。

その生活の中、
地上から離れすぎないように
おいしいとか、
綺麗だなあとか、
愛おしいなあとか、
小さいけれど重量のある感情を見つけては、
大切に抱きしめて、足を大地に近づけている。

目の前のことに何かを感じることが、
いまに重さを与えてくれる。

明日も浮きすぎず、
大地に近づけるといいなあ。

日々感謝
Azuuu

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?