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「これでいいのだ」と、バカボンのパパみたいに。

加藤諦三さんの『自分の受け入れ方』

今日は、
日本から持ってきた書籍のうちの一冊、
この本を読み終わった。

加藤諦三さんの本に出会ったのは
至極最近のことで、
この春に実家に戻って
10年ぶりの家族との暮らしに、
戸惑いとイライラが募り、
心が落ち着かなかったときのこと。

図書館で初めて出会ってから、
何冊か読ませていただいたが、
まさに自分や自分の家族のことを
言っている、という内容が多くて
びっくりした。
著者の独特なリズム感のある書き方も
とてもいいなと思う。

加藤さんの本たちは、
私の心の状況を理解するのに、
大きなヒントになってくれたから、
家族をはじめとした人間関係だったり、
「生き方迷子です〜」という人には、
ぜひおすすめしたい。

今回の書籍、
『自分の受け入れ方』は、
「自分の運命をいかに受け入れるか」
というテーマのお話が中心。

細かな内容は読んでいただくとして、
私が感じたことを少し。

この本を読みながら、
頭の中に流れたのは、

「これで〜いいのだ〜
これで〜いいのだ〜
ボンボンバカボンバカボンボン」

というバカボンの歌。

(懐かし、、、!)

多くの人は、
「こうなりたい!」
「こうだったらいいのにな〜」
と自分の外に理想の自分を作ろうとして、
苦しくなってしまう。

いいことばかりではない
自分の運命というものを
受け入れることができずに、
無理をしてうまくいかない。

自分の立っているところや、
手にしているものが、
わかっていない、もしくは、
目を背けている。

「これでいいのだ」と言う
バカボンのパパは、
自分の運命を受け入れている。

自分がどんな境遇で、
なにができなくて、
なにを持っていないかを、
受け入れている。

自分が自分であることを
認められているからこそ、
人のことも受け入れられる。

できないこと、持たないもの、
これまでの失敗や不運、
嫌いなところ、全てが自分だ、
と言えてはじめて
自分を生きている、
と言える。
自分の人生を生き始められる。

このからだ、この境遇、
この感情、この記憶。
こうだから、自分なのだ。
自分の運命なのだ。

「これでいいのだ。」

苦しさも伴う道だけれど、
ちょっとずつ受け入れて、
自分の人生というものを、
生きていきたい。

なんとなく、
そう感じました。

日々感謝
Azuuu

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