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ドラゴン桜【日々のツイトレ】

※2020.3.10tueのTwitterトレンドワードより


国公立大学の合格発表の日。

そんな日にドラマ『ドラゴン桜』の続編放送決定の発表がされました。


『ドラゴン桜』は、三流高校から東京大学へ合格させるため主人公がさまざまな受験テクニックや勉強法、そして心構えなどを生徒たちに伝えていく物語です。

ドラマ化された『ドラゴン桜』は2005年の夏クールに放送されヒットしました。主演は阿部寛さんで、今回の続編も変わりません。15年ぶりの『ドラゴン桜』です。


最近、昔ヒットしたドラマの続編が制作されることが多いことにお気づきでしょうか。今年続編が発表されている作品の中でも『ハケンの品格』『半沢直樹』などは、かなり期間が開いています。

定期的にシリーズ化されていたり、2~3年前くらいのスパンならまだ入り込みやすそうですが、5年10年も経つとどうしても昔の作品というイメージが拭えません。

過去のアーカイブに簡単にアクセスできる時代になったとはいえ、続編だと思うと過去作を見ていない人たちには敷居が高くなります。過去作を見ている人たちにとっても、安定を求める人と革新を求める人で受け取る印象が違ってくると思います。


2019年の秋クールの放送された『まだ結婚できない男』は、13年前に放送された『結婚できない男』の続編でした。

主要キャストはそのままででしたが、時代に合っている感覚があまりせず、どことなく全体的に野暮ったさが残る印象を受けました。13年も経つと当時共感していた人たちの生活スタイルも変わってるはずですし。当時、好評価だった作品の続編でしたが、再び大ヒットとならなかったのには、単純に時代が違うと片付けられるわけではなく、様々な要因があるだろうと思います。


『ドラゴン桜』は、『結婚できない男』と同じ主演が阿部寛さんによるドラマです。

マンガ原作の方も『ドラゴン桜2』として2018年から週刊モーニングで連載が再びスタートし、今も連載が続いています。

マンガも『ドラゴン桜』の連載が終了して10年後に始まったのですが、主人公は変わらないものの、現在の大学受験システムなどを折り込みつつ、上手く展開されています。


『ドラゴン桜』には、受験生にとって目から鱗が落ちるような名言格言や勉強方法が多数出ていて、これまで多くの受験生に福音をもたらしているのではないかと思います。漫画を読まない人には、所詮マンガなんてと思われる人もいるかもしれませんが、かなり実践的で影響力があると思っています。

中学受験や高校受験をする子供にとっても、現実を叩きつけ道標となる可能性があるマンガだと思います。

惜しむらくは、三田紀房先生の絵があまり好みではないということ。かなり読む人を選んでいるような気がします。絵は記号だと考えて読むと入り込みやすいかも?あくまでも個人の感想です。


ただ、そういう意味で、間口の広いドラマ化は成功だったと思います。

阿部寛と長谷川京子の先生。生徒役には、山下智久、長澤まさみ、中尾明慶、小池徹平、新垣結衣、紗栄子という、今では錚々たるメンバーです。

ドラマは1クールなので、内容はかなり端折られています。しかし、かなりのインパクトがあるドラマでした。


実際には『ドラゴン桜』と『ドラゴン桜2』の間に『エンゼルバンク』というビジネス系マンガの連載があり、『ドラゴン桜』でパートナーだった先生が主人公で2010年にドラマ化もされています。キャストも長谷川京子が主役で、完全スピンオフ展開で地続きのドラマです。

それからでも10年経っているとはいえ、今回の続編は、原作マンガが現在進行形で進んでいることは強みだと思います。

大学受験のシステムが大きく移り変わろうとしている中、毎年受験生は翻弄されています。

今回のドラマ『ドラゴン桜』の続編も、多くの受験生の背中を押し、受験に対する意識を変えさせてくれる内容になるのではないかと信じています。


ちなみに、三田紀房先生のマンガでは『砂の栄冠』が好きです。高校野球とお金がテーマのマンガはあまりない切り口なので、なかなか斬新です。野球ファンなら一読の価値はあると思います。

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