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#翔んで埼玉【日々のツイトレ】

※2020.2.8satのTwitterトレンドワードより


フジテレビ系列で映画『翔んで埼玉』が地上波初放送されました。原作は『パタリロ』などで有名な魔夜峰央先生。

こういった自虐ネタは日本では卑屈になりがちだけど、笑いに昇華できるって貴重だと思います。

コミックスを読んだ時、まさかこんな映画に仕上がっているとは思っていませんでした。

漫画が次々と実写映像化される日本の映画・ドラマ界。実写映像化されると、原作ファンががっかりすることも多々あります。しかし、こうやって改めて実写映像化のパワーって素晴らしいと感じる作品に出会えることも事実です。

俳優さんたちのセリフのパワー。ちりばめられた細かいネタも映像で見るからクスリと笑えたり、音楽や効果音が付いているからこそ盛り上がるシーンも多くあります。キャスティングも絶妙で、映画ならでは。


そして、今回は映画公開した時とは違った盛り上がり。やっぱり地上波の影響力は大きい。

オンタイムのライブ感は、地上波ならではの一体感。実況民の醍醐味です。


広島県出身の私。父方も母方も代々地元民なので生粋の広島県人です。

ああいった県民意識があるのって半分冗談だと思っていたのですが、県外を知らないただの子供だったからでした。井の中の蛙大海を知らず。


そんな私が大学卒業後、就職して最初に配属された地は、埼玉県熊谷市でした。

でも、住んでいたのは隣の行田市。

地方民からすると「ぎょうだし?どこ?」って感じでしたが、「わーい!初めての関東♪」という感じで、初めての関東在住となったことを喜んでおりました。

熊谷も「暑いとこ」くらいのイメージしかなかったですし。

埼玉は東京の隣だから、簡単に東京に遊びに行ける!東京行ったら休日にはいろんなイベントに行けてバッチリだ!そんな軽い気持ちでいましたが、熊谷から東京は思ってたより遠かった…。帰りに寝過ごしたら高崎まで連れて行かれるし。

実際のところは家と仕事場の往復で、住んでる間、ほとんど東京まで遊びに出ることはありませんでした。


「暑いとこ」というイメージは間違っていませんでした。イメージ以上に。

ワンルームに住んでいたのですが、当時、ロフトってヤツに憧れていたんです。最上階で天井が少し高かったのですが、開放感があってパッと見はとても良かったんです。

しかし、熊谷でアレは失敗でした。

夏、地獄。

エアコン付けても冷たい空気は下に溜まるばかりで、ロフトは蒸し風呂状態で眠れず、ずっと物置状態。サーキュレーター回したくらいじゃ、空気は混ざらないし、屋上の照り返しがさらなる灼熱地獄。

夏はほとんど家に居なくて、会社の同僚の部屋や、友人の家に入り浸ってました。

こうして公私ともに北関東の様々な文化を肌で感じつつ、私の埼玉の夜は更けていったのです。

とはいえ、行田名物のフライやゼリーフライなども食べることなく、社会人1年目でいろいろと楽しむ余裕なかったと振り返って感じます。


いろいろなところに住むと、より自分の出身地を意識することも多くなります。

育った環境によって考え方は違うでしょうが、ポジティブな面とネガティブな面が必ずあるはずです。

ネガティブな部分は自虐的に笑いに変え、ポジティブな面は郷土愛で盛り上げていける。根深い部分もありますが、そんな風に考えられれば、変な地域対立も少しずつイメージが変わるんじゃないかなと思います。



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