長女病〜なんでも抱え込んでしまう〜

なんでも抱え込んでしまう人

見るからにしんどそうなこちら。

抱え込んでしまって辛いと思っている方、
抱え込んでいる自覚がない方、さまざまです。

自覚がない時はどうしようもありませんが、これを判断するには、
「疲れている」だけではわかりませんよね。
当たり前ですが長女病じゃなくても、肉体的、精神的に疲れる時はあります。
仕事が忙しいから、顧客に気を遣って、寝不足で、、そう言ったことは誰でもあります。

私は、
どんな気持ちで物事を引き受けているか
受け身でやったことかどうか
プレッシャーや不安を感じすぎてないか

この辺りでしょうか。
わたしはこれを意識しています。

受け身は疲れる事が増えます。

例えば、仕事で何かを頼まれた時、
本当は「他の仕事もあって結構カツカツなんだけど、、私じゃないとダメなの?」と思っているのに

「私に期待してまかせてくれてるのかも、断ったらガッカリさせてしまう」
「できない人と思われて見損なわれるのは嫌だ」
「これをやりきったら周りが評価してくれるかもしれない」
「誰かに一緒にやってと頼んで嫌がられるのが怖い」
「みんなやりたくないだろうし私がやるしかない」

など、一瞬のうちにこれらの思考が巡るのが癖になっているので、結局大変でも引き受けてしまいます。
それでもなんとかできちゃうので、
ちょっと疲れたけどまた頼まれたからやらないと、
頼まれてないけど空気を読んで自分からやると言っておこう、
皆やりたくないだろうから私がやろう、となります。

受け身なのに積極的にやっちゃう

いつも相手とのやり取りの流れの中で、一度でも相手に自分の主張をしているのか?というとほとんどしていないです。

やるかどうかは後にして、まずは自分の意見を聞いてもらう事が必要です。
「私は今この仕事があって間にあうかわからないです」
「他の人にも協力してもらって良いですか?」
「なぜ私に頼んでくださったのでしょうか?」
と、今ならこう言うことが言えるのですが、受け身で周囲のことばかり気にしているとこれが言えません。
言えないというか、言わない選択しかないとも言えます。
言う習慣がないので知らないに等しいかもしれないですね。

これはなぜかというと、
長女で下の子のお世話をしないといけない
下の子の分もなんでもやってあげた
周囲からのそういう空気を無意識に感じていた
意見を言っても聞いてもらえなかった、言える環境ではなかった

などが考えられます。

私は仕事でなんでもかんでもやっている時期があり、その時の思考としては
「大量の仕事をこなせるようになればもっと成長できる」
「仕事ができてすごいリーダーとして認められたい」
「皆に働きやすい環境で仕事をしてほしい」
でした。
やる気もあるし、ダメなことばかりではありません。
しかし、この思考の内訳が、相手軸が多いと抱え込みの元になります。
そもそも周りが、これ以上仕事が増えたら大変と悲鳴を上げていたわけではありません。勝手な思い込みです。
頼んで嫌がられたくないから、自分がやれば上手くおさまると思い込みたい感じです。
むしろ、恐る恐るこれを頼みたい、、と言ったところ、そこから周りが手伝ってくれたり自主性が生まれ、良い方向に変わりました。

相手と自分の成長を奪う

なんでもやってしまうことによって何が起こるかというと
自分が疲れてしまうだけでなく、人の自主性を奪う、成長を奪うことになります。
なんでもやってしまうので、考える機会や挑戦する機会を奪い、甘やかしてしまったり成長できない環境を作ってしまいます。
それなのに心の中では
「私がやらないと」
「どうせ誰もやってくれない」
「なんで私ばっかり」

となってきちゃうんです。
周りの協力体制のなさを否定したくなるのですが、
実は自分の普段の習慣のせいでもあります。
そして良かれと思ってやってると思っているけど、本当はやりたくないんです。笑
やりたくないというか、もやもやと溜め込んでるから負の感情があって、それから解放されたい方が正しいと思います。

我慢しないこと

長女病ってこれに尽きるのか?と思うのですが、我慢しないことです。

相手の期待に応えたい、私がやらないといけないと思う自己犠牲の使命感は不要です。
自分が抱え込むことで、周りにも悪影響なのだと自覚することです。
ほっといたら誰かがやるし、自分は休めるし良いことしかありません。
猪突猛進なので、冷静になりましょう。
そして、本当によくやっている、十分過ぎるぐらい頑張った、と自分を労わることをお忘れなく!
誰かに言ってもらえるともっと嬉しさを感じますが、
自分で全部できなかった、と否定したり、自分がやってもやっても満足しないところが治らないと進みませんので!

お読み頂きありがとうございました。


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