【乳がん体験記#10】がんが劇的寛解した人たちの三大共通点
これまで、がんをはじめとする
難治性の高い病気の劇的寛解を遂げた
人たちに関する本を読んだり、
医師から話を聞いたり、
本人の講演を聞きに出かけたりを
山ほど繰り返してきました。
今回は、それらの人々の話から
決定的な共通点があると感じたので
そのことについてつづります。
長くなるので
今回はさらっと取り上げる程度にして
今後一つひとつ深掘りしていきたいと思います。
■最大の共通点はすべて内面的なこと。食事療法さえ二の次
これまで劇的寛解を遂げた人たちの
たくさんの事例を見聞してきて
これは絶対的に共通している
と私なりに感じたことを
3つ厳選してみました。
どれもこれも
文字にするとなんだか陳腐なのですが、
でも自分という生命に対する喜びや
強大なエネルギーを余すことなく発揮するために
ひとつも欠かせないと強く感じます。
●恐れを手放し、深い安心の中で生きるようになったこと
最大の共通点はこれ!
もう絶対的にこれです。
恐れを手放すということは
単純に「病気への恐怖を感じなくなる」
という狭い範囲を遥かに越えた境地です。
スピリチュアルっぽいですが
すべてを信頼して
言いようのない深い安心感に包まれて
大いなる何かにすべてお任せ状態
ということです。
特にこれを強く感じたのは
『僕は、死なない。』の著者の
刀根健さん。
ステージ4の肺がんと診断された刀根さんは、
脳転移の手術のため入院したときには
全身がんだらけで眼球にまで転移し、
いつ呼吸が止まってもおかしくない
という非常に危険な状態でした。
それまでがんを最強の敵と恐れ、
打ち勝つためにさまざまな治療を
重ねてきた刀根さん。
それなのに腫瘍は増えていく一方です。
もうやれることはすべてやった、
神さま降参です。
という「サレンダー状態」に陥った途端
深〜い安堵に包まれたそうです。
体はそのような状態にもかかわらず
ああ、自分は治る
という確信と信頼に満ちていたといいます。
「淡々と治療するだけですよ〜」
「こういう体験をしに生まれてきてるんだな」
などと大変安らかな表情でお話されていました。
アニータ・ムアジャーニさんという
インド人女性の寛解体験も
非常に衝撃的なものでした。
胸水が溜まり、骨と皮のような瀕死状態で
病院に運ばれたアニータさん。
その後、臨死体験をしてこの世に戻ってきます。
その神秘体験と、恐れから解放された様子が
美しい筆致で描かれています。
それから寛解経験者100人以上への
インタビューをまとめた
『がんが自然に治る生き方』には、
瞑想やエネルギーワークなどを利用して
自らの恐れやトラウマから解放され
腫瘍が消えていく人たちの
さまざまな軌跡が描かれています。
寛解に至った共通点が75項目あるのですが、
そのうちほぼ全員に共通していたという
上位9項目が大変興味深かったので、
いつか改めて1本の記事にしたいと思います。
よろしければ私のこちらの記事も
どうぞお読みください^^
●自分への愛と信頼を取り戻したこと
なんだかちょっとクサイのですが、
でもこれも絶対に欠かせない
共通点だと感じます。
がんや難治性の高い疾患に罹患する人は、
自分自身を常に否定し、痛烈に批判し、
不足感を抱き、他人を優先し、
自分を愛せない人ばかりです。
自分を信頼していないので
治療方法や進むべき方向など
他者から提供されるものに委ねます。
自分を信頼していないということは
治そうとする自己治癒力も
信頼していません。
自分軸も欠如しているので
家族や周囲がすすめる治療法を
納得がいかないまま取り入れ、
常に不安にさらされています。
だけど、どんな治療法であっても
自分で調べて自分で決めることが
一番大事であり、
そこに欠かせないのが自分への信頼です。
そして自分への愛があるからこそ
なんとしてでも生き抜きたいという信念や
そのためにすべきことを調べたり、
取捨選択したりという
大変エネルギーのいる一連の作業が
できるのだと感じます。
劇的寛解を遂げた人たちのエピソードを見聞し、
最初は人一倍強い恐怖心に突き動かされて
必死に調べたりさまざまな治療法を
取り入れるのですが、
その道のりの中で自分への愛と信頼を取り戻し
その末に寛解にたどり着いている人が
非常に多いと感じました。
●「本当の自分」をよく理解したこと
最後にこれです。
自分のことは自分が一番知っているようで
実は自分が一番知らないものです。
自分が認識し、思考できる顕在意識の領域は
全体の5%程度、
自分が認識できない、習慣化されている
無意識の領域といわれる潜在意識は
全体の95%といわれています。
つまり自分の95%が自動思考で、
無意識の行動で、自認できない習慣なんです。
そのような人間の脳の仕組みが
自分のことを知るという作業を
極めて困難にしているのでしょう。
でも、自分のことがわからないと─
何が自分のストレスになるのか、
何がそのストレスを癒すのか。
何が好きで何がやりたいのか、
何が苦手で何がやりたくないのか。
どのような生き方が自分に合うのか、
どのような生き方が自分に合わないのか。
どのような価値観を持っているのか、
どのような価値観の人と合わないのか。
そして自分が病気になった原因は何か。
などなど、病気寛解の重要な手がかりが
まっっったく掴めません。
例えば、私は自分の感受性が強い、
よくいうHSP的な気質に気づかずに
その正反対ともいえるホリエモン的手法を
必死になって実践しようとしてました。笑
さっぱりうまくいかないのは当然のこと、
自分の気質と真逆の生き方をしていたので
膨大なストレスを抱えることになったのは
いうまでもありません。
ちーん…
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ここまでで10本書かせてもらったので、
11本目からはさらに具体的で細かいことや
実践に落とし込めそうなメソッドなどについても
書いていきたいと思います。
どうかこれからも読んでくださると嬉しいです🎵