【芸術の森公園】バラ園を見に行く(2024.5.18)
はじめに
山梨県立美術館などがある芸術の森公園では、園内のバラ園が見頃を迎えています。開花時期は昨年よりやや遅れ大型連休後になりましたが、満開を迎え家族連れやご近所なのか散歩の方などが訪れていました。
また、山梨県立美術館では特別展「ベル・エポック-美しき時代」(2024.4.20~6.16)を開催中です。
昨年のバラ園の模様はこちらをご覧ください。
バラ園
バラ園は1090平方メートルの広さに48種類およそ1300本のバラが植えられています。美術館の正面を通り過ぎて、中庭の奥にあります。始めから知っていないと気が付かない方も多いので残念です。
美術館の前のムーアの彫刻の前を素通りして、奥へと向かうと木々の向こうに色とりどりのバラの花が見えてきます。
バラ園はアーチ状の入り口から入ります。周辺を囲むフェンスも赤や白のバラでいっぱいです。
バラ園の入り口アーチのバラは、ヴィクトルユーゴです。
また中には、正岡子規の有名な歌「くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる」のプレートがあります。
芝生広場の丘部分に上がれば、バラ園全体を見下すことがきます。とにかく満開でした。
クロチェッティ《踊り子》
バラ園の中に彫刻作品があります。クロチェッティ《踊り子》1972、です。彫刻を囲む真っ赤なバラはヘルムット・コール・ローズとヴィクトルユゴーの2種類です。
ヴェナンツォ・クロチェッティ(1913年~2003年)はイタリア作家で《踊り子》はクロチェッティが最も得意としたモチーフです。サン・ピエトロ寺院のブロンズ製の5つの扉のうち1つはクロチェッティの制作であり、現代イタリア彫刻界おいて幅広い活躍をつづけました。
バラ園に咲くバラ
バラたちをいろいろと収めてみました。
まず、彫刻の周りを周回するするように目に入ったバラたちです。
裏はすぐに敷地の外で住宅街です。
さらに進みます。
バラ園に面して裏口(南口)があります。外は住宅街です。裏口は徒歩でしか入れませんので地域の方の散歩などに利用されています。
再び戻り、こだま広場方面に向かいます。
別角度からです。東屋と県立文学館が見えます。
ここで振り返って県立美術館の方を見るとバラがずっと続いています。と
次に、東屋の外周を進みます。
スルタン・カブース・ローズは駐日オマーン大使からの寄贈(2021年5月)とありました。
奥の一画は和風な名前のついた品種が多数あります。近年植栽したものでしょうか。木の丈は小さめで花も少ないです。
おわりに
昨年に続き、芸術の森公園のバラ園を鑑賞してまいりました。5月下旬くらいまでは楽しめそうなので、お越しの際はバラ園まで足を運んではいかがでしようか。