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アメリカのワクチン事情

こんにちは、ニューヨーク在住女優、筒井あづみです。今回はアメリカのワクチン事情を、自分の体験もふまえて書いてみます。

アメリカでは1~2月頃に高齢者のワクチン受付がスタートし、その時はやはり予約殺到でなかなか取れないという話をよく聞きましたが、3月にもなるとだいぶ落ち着き、若い年代の人でも職業によっては受けられる、という状況になりました。

私はYork Collegeというマンハッタンからやや離れた場所で予約をとり、1回目の接種を3月15日、2回目を4月5日に受けました。ファイザーでした。

会場はすべて海軍の人が運営しており、受付から接種場所まで非常にスムーズ。身分証明書を提示し、アレルギー等について質問されたあと、すぐにぶすっとやられました。お医者さんではなく、海軍の人が注射までしてくれます。

(ちなみにアメリカでは接種券なるものは配布されないので、自分で自分の番が来たと思ったらネットで予約するだけ)

お医者さんが注射するんじゃないだねーと担当してくれた海軍の人に色々聞いてみると、海軍では非常時に備えて、医療の訓練も受けているのだとか。首に血がつまったらのどをかっきることもある、とか教えてくれました。もちろん会場にはナースも待機しています。

私の担当をしてくれた人は非常に腕がよく、さされた瞬間はほとんど痛みを感じませんでした。雑談をして気を紛らわせてくれたので、しゃべっていたらいつの間にか終わっていた、みたいな感じです。(けっこう腕の高い位置に注射されるので、肩までしっかりまくり上げられる服を着ていくこと推奨)

その日はお風呂に入ってもいいし、節度ある量であれば飲酒もokとのこと。

もしアレルギー反応が出るとすれば、注射後15分以内に出る可能性が高いので、打ち終わってから15分は会場での待機を求められます。

筋肉注射なので、患部はその後少し腫れて、触ると痛いです。でもそれも2~3日でおさまりました。

2回目の予約は自動的にその日から3週間後、同じ時間、同じ会場に決められました。(もちろん自分が都合が悪ければ変更もできたと思います)

周りの人に色々と副反応を聞いてみると、1回目の後1週間ぐらいなんかしんどくてずっと仕事休んだ~という人もちょいちょいいました。でも一番多かったのは2回目の後しんどくなるというパターンで、私もそうでした。

(ちなみにこれは都市伝説かもしれませんが、1回目の後しんどくなった人は2回目の後は平気で、1回目の後なんともなかった人は2回目の後しんどくなるとか。嘘かほんとか)

事前に、次の日は休みにしておいた方がいいよ!というアドバイスを友達からもらってたので、ご飯なんかはすぐ食べられるカレーとかあらかじめ用意しておきました。

2回目の接種は午前10:30。その時に担当してくれた人に聞いてみると、12時間後ぐらいから体調が悪くなり始める人が多いとのこと。ふむふむ。

家に帰ってその日一日は何事もなく過ごしました。

しかし晩御飯を食べてお風呂に入って夜10時ぐらいになると異変が。

だるい。風邪みたいな、インフルエンザみたいな感じです。

きたーと思いつつ、早めにベッドに入りましたが、体中がだるく、節々が痛く、寝返りをうちたくても患部は腫れていて痛いから、そっちを下にできないw

一晩中のたうちまわり、翌日熱を測ると37度ちょっと。休みにしておいてよかった。

その日は時間とともに徐々に回復し、夜にはほぼ何事もなかったかのように元気になりました。

ワクチン接種2回目を終えても効果がフルに現れるまでには数週間かかるので、打ち終わった日にやったーって出歩くのはだめです。

ワクチン接種会場では、紙の証明書しかもらえないのですが、ニューヨークでは「Excelsior Pass」というアプリが導入され、そこに自分の情報を登録すると、データーベースで探してくれて、ワクチン完了の証明書をデジタルで表示できます。

今後はいろんな場所に行くのにこのアプリを提示していくことになるかと思われます。

以上、ワクチンレポートでした~。



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