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ぼっちの東海道歩き旅 その21〜桑名宿→四日市宿〜

最終日です! 今回は「無理しない」という目標でしたので笑、早めに四日市に着いてダラダラしていました。

大井川を渡ってから、急に遠州の空っ風が吹きつけてきたように、木曽川を渡ったら急に関西弁が聞こえ始めました。川を跨げばお国が変わる。伊勢国に入った実感がひしひしと湧いてきます。東京から徒歩で、関西まで来たんだなぁ……!

前回はこちら↓

桑名宿→四日市宿

たくさんの飛び出し坊やに出会いました

桑名駅前から伸びる旧東海道を進むと、落ち着いた住宅街がしばらく続いていました。

子どももたくさんいる住宅街の注意喚起に欠かせないのは、「飛び出し坊や」。滋賀県がルーツらしいです。今では全国で見られるそうですが、やっぱり関西だからか、三重県で大量に出くわしました。

スタンダード坊や
笑顔で車を避ける坊や
夜には会いたくない坊や

有名な坊やから、オリジナリティ溢れる坊やまで、非常に個性豊か。想像以上にバリエーションがあるので、さまざまな飛び出し坊やの写真を収集するマニアがいそうな気がします。

一本道で油断していると……

道なりに右かな?
左が正解だった
看板がなければ確実に間違えた……

あちこちに細かく配置されている看板に感謝しつつ進みましょう。

昨日ほどではないですが、今日もいくつかの川を渡っていきます。

短い!と感じるようになった
右には林、左には近代的な幹線道路のギャップ
三重の川は浅く透明なせせらぎ

愛知と三重では、「川」が大きく異なるように感じました。

愛知の川はでっぷりと深く、広く、濃く、緑色をしてることが多かったですが、ここまで見てきた三重の川は浅く透明。さらさらと流れる、柳や桜が似合うような川です。近い土地でも、こんなに違う顔が見れるんですね。

東海道五十三次にも描かれている

たいして歩いていないのに「もう四日市?」と思いましたが、四日市市ってめちゃくちゃ大きいんですね……! 三重県最大の都市らしい。津市じゃないんだ、無知でした。

広い広い四日市市内を歩きます。

蛤をめぐる桑名VS富田地区の論争が起きていた
桑名の名産とか言ってスミマセン
富田には力石がたくさん
19キロの力石!
生まれて初めて力石持てたぞ!!

だんだんビルが増え、いよいよ四日市駅が近づいてきました。

もう少し
到着!

43番目か〜五十三次ってことは、あと10個で終わってしまうのですね。

東海道に沿う諏訪神社で最後にお参り
神社についたらすっかり晴れた

四日市駅前、ひろ〜い! 栄えてる〜!!! 四日市の大きさも知らなければ、ご当地グルメも知りませんでした。食べましょう。

トンテキ
牛たんねぎしの「とんてーきセット」
でしか知らなかった
本場はニンニクが効きまくってうまい
なが餅
他の地域にも店舗はあるが、四日市が本店
つきたてのようなやわやわ食感

Xで東海道ウォーカーのみなさんから、「なが餅でも食べて」と何度か言われてきていましたが、やっと食べれましたよ! コンビニ飯ばっかりだったので、ちゃんとご当地グルメ楽しめてよかった。

歩いた結果まとめ

距離は15キロ
宿場は1つ分

今回の歩き旅合計では、距離は61キロ、宿場は4つ分となりました。うん、いつもと比べたらぜんぜん短い! くたくたですが無理はしてないかもしれない。

今回はなんだか無知ゆえのはじめてがたくさんありました。日本遺産の有松も知らないし、金魚の名産である弥富も知らないし、四日市が三重イチ大都市なんて知らなかった。なんの下調べもしなくても、道を歩けば着くのが東海道旅で、現地で知るから驚けることもたくさんあるので、まあこれはこれでいいような気もしています。

もうあと10個でゴールするということは、今年中に終わるかもしれないんですね……。歩くのは辛いのに、寂しいような、永遠に続いてほしいような……笑。

京都に着くとき、私は何歳で、なんの仕事をしているのだろう。30代に入る2024年、これからも無理せず安全に、歩き旅を続けていければそれでいいです。

東海道歩き旅 シーズン6  おわり

最後までお読みいただきありがとうございます!もしよろしければサポートもよろしくお願いします。新たなひとり旅の旅費となります!たぶん。