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高校生の私が、先生と付き合った話2


高校3年生になって、はじめて体育の授業がある日。


1週間のうちに体育は2回あり、それぞれ担当が異なります。
その日の担当は鈴木先生でした。(火曜日だったのを覚えています。笑)


わたしは体育が特別好きでもなく得意でもなかったので、とくに楽しみ!という気持ちもなく、体育館へと向かいました。



授業のはじめに先生の自己紹介がありました。


教師になったのは昨年度からで、1年目は担任は持っていなかったこと。
バレーボール部の顧問をしていること。
東京の体育大学出身でバレーボールの選手をしていたこと。
自分の受け持つ体育の時間は、好きなことをそれぞれやる感じだからよろしく〜みたいなことを言っていました。


その時の鈴木先生に対する印象は・・・バレーボール部って結構厳しい部って聞いたけど、この先生は怒ったりできるんだろうか?バレーボールできるほど動けるのかな?と思いました。

太ってはいないけどガタイのいい体型や、全体的にゆっくりめな仕草からして、温厚なクマさんという感じだったので単純に疑問でした。(いま思うと本当に失礼だな、、、)



その日の授業は自己紹介のときに話していた通り、おのおの好きな運動をしてねーとのことでした。

その日は仲良しグループの真由と遥香とゆる〜く卓球をすることにしました。


そのうちにいろんなグループを回っていた鈴木先生が、わたしたちのグループへやって来ました。

「早くみんなの顔と名前を一致させたいから、軽く自己紹介お願い」と言われ、それぞれしていきました。

最後にわたしが、「矢島あずみです。2人同じで音楽コースです」と言いました。

すると・・・「矢島さんは知ってるよ、大原美香子と仲いいんだよね」言われ、あれ?わたし、認識されていたんだと驚きました。
一度も話をしたこともないし、ただ毎日教室の外で待っていただけなのに。


そのあとは真由が鈴木先生に「一緒に卓球しよ」と言い、わたしたち3人vs鈴木先生1人という謎なチーム分けで対戦することになりました。


わたしたちが本気でやると、鈴木先生も本気で打ち返してくるので大盛り上がりして本当に楽しかったのを覚えています。体育大卒なだけあって、普通に強かったです(笑)


そのほんの少しの時間だけで、この先生は絡みやすくて優しくていいな~と感じました。


※人物名、学校名、部活等はフェイクを入れています。


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