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中小企業・勤続10年目の企業分析 Part2

勤続10年目で社内が内戦状態に突入したので、記録用に残しておく。
現在、社内改革に躍起になった上層部によって現場の混乱は続いている。

最近起きたビックイベントは、事業部制の導入である。
本来は大企業で、本社部門の負担を減らすのが目的の制度なのだが、150人規模の会社で実施する意図は謎である。
これによって、小さい組織の強みであるスピード感と連携力は見事に失われた。
ゼロ戦に重武装を積んで機動力を失った感じである。

さらに、事業部化後のルール作りは自分たちで考えるという丸投げ方式で、現場で働く人間の負荷も増えた。
結果として会社のエース級人材が離職した

まさに乱世。
ライバル企業が不在にも関わらず、改革で自滅していくところは文化大革命を思い出す。
まさか、社会人生活の中で歴史を体感できるとは思わなかった。
こういう状況がスケールアップしていくとロシアになるのだと思う。

150人よりも大きくなれば、主に脳の機能的限界のために、お互いに対する情報を把握しきれなくなり、集団としての適切な判断ができなくなる

150人以上の友達を持つことができない?「ダンバー数」とは

ダンバー数から分かるように、1人の人間が大規模な組織をまとめるのは難しい。
現在起きている会社の内戦に関しても、上層部は身近な数人から意見を聴取して判断を行ってきた。
しかも、その数人は普段から付き合いのある親しい同僚ばかりである。
分析しているうちに、構造的な問題に気づいてしまった。
人間が運営する上で避けられない問題だが、回避する策が思いつかないのがツラい。
(正直、組織運営はAIに任せて上層部は何もせずに遊んでいて欲しい)



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