天下りとコンサルによって破壊された弊社
弊社に対する分析Part3。
そろそろ退職を考えているので、駄目になったターニングポイントを考えてみた。
1.コンサル会社からのアドバイス
まずはコンサルティング会社による事業改革。
1ヶ月間つきっきりで業務にコンサル会社が同行してヒアリングを行った。
そして、結果として改善された点はなかった。
どうやら技術部門を縮小する口実が欲しかったらしいが、少ない人数で回しているので減らす余地はなかった模様。
しかし、コンサルを入れた半年後から事業部化するという話が持ち上がった。
2.畑違いの天下り人材が指揮を取る
次にメーカー出身者の天下り人材の登用。
先程上がった事業部化を天下り人材が主導して行うようになった。
現場の事情が分からない人間が改革を行うので、社内に混乱が広がった。
巨大な看板と人員で動いている組織のルールを中小企業に適用したからだ。
貧弱なCPUとメモリのPCに、重いOSを載せた状態を想像して欲しい。
Windows Vistaの悲劇の再来である。
そして、他社の人間(営業畑)が、技術部門を改革するという狂った作戦が断行された。
普通に考えればおかしいが、上層部は問題なしと判断した。
そして、営業畑の人間は数値のみで判断するので、個々の技術に対する評価はできず、ひたすら圧を掛けることしかしなかった。
(バブル世代は相手を叩くことを教育と思う節がある)
結果、社内の空気は最悪となった。
3.まとめ
こうして牧歌的な会社は、コンサルと天下りによって破壊された。
どちらも上層部の判断なので、経営ミスだと思う。
ライバル企業の出現によって崩壊するのなら納得がいくが、内政の失敗で足元から崩れるとは思ってもいなかった。
十年一昔というが、ここまで状況が悪化するのを予測できなかった。
組織は生き物というが、定年までに組織が安泰かどうかは運要素が強いと思う。
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