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母にガーデニングを返してあげたい話

きなこ(妻)です。

最近、おもち(息子)と日光を浴びるため、もっぱら近くの公園や、普段通らない道をお散歩しています。
いつもだったらスタスタ歩いてしまうのですが、おもち(息子)といるおかげもあり、目につく植物や、鳥などを楽しみながら歩いています。

そのとき、ふと思ったこと。

わたしの母は、典型的な専業主婦でした。

独身時代の写真を見ると、バブル時代ということもあり、宝石やブランドの服を着たり、旅行は豪華な部屋に泊まってたり、華やかな姿がありました。

でも、わたしの記憶にある母の姿は全然違います。

わたしのなかの母は、自分のためにお金を使わず、1円安く買い物ができると喜び、家族の健康や住まいの掃除を頑張る、私の1番の味方でした。

そんな母が、わたしが小学生時代、唯一熱中していたのがガーデニング。
近所には、同じお花仲間をつくり、楽しそうにお花を育ててました。

当時のわたしは、よくそこまで凝るな、、と思うくらいで、そこまで関心を持つことができなかったです。

ただ、覚えているのは、玄関先にあった藤の花や、金木犀が咲くと、「お母さん一番好きな香り」とうっとりしている姿。

そんなとき、父の仕事の都合もあり、一軒家からマンションに引っ越すことになりました。
新しい家にワクワクする反面、仲間や趣味を手放さなければいけないということで、少し寂しい様子。

でも、当時のわたしは、新しいおうちのが楽しいじゃん!と、母に寄り添えなかったのです。

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反抗期は一時期あったものの、基本的には仲良しで、好きな嵐やドラマも一緒に見たり、毎日の出来事を共有する関係を続けられています。
今でも、母は一番の味方であり、なんでも話せる唯一無二の存在です。

ただ一つ、今、強く思っているのは、
母にガーデニングという楽しみを返してあげたい
ということ。
自分が子供を産み、毎日育児をするなかで、母にとってお花という没頭できる時間が、仲間といる楽しさがどれほど大事だったかと思うと、胸がきゅーっとなります。

孫もでき、父と楽しく暮らしてそうだけど、今でもわからない花を聞くと、すぐに教えてくれるあたりが、やっぱりお花が好きなんだなと思います。

時間は戻せないし、過去は変えられない。
でも、わたしも今になってお花が好きになりました。

実は、これから隙間時間で、ペーパークラフトフラワーにチャレンジしてみる予定です。

少しずつ、完成したら母に贈り、部屋の中で、ちょっとしたガーデニングもどきができるようになればと願っています。

あずき(夫)も応援してくれてるので、また、作品ができたらこのnoteにも報告しようかなと思います。

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