【読書感想】自分の経験が誰かの役に立つ～黒から白への漂白方法は自分の経験を語ることかもしれない
【多重債務】 黒歴史を漂白する方法: 借金総額が年収より毎月返済額が月収より多い状況を解決した薄給OLのリアル逆転法
弓弦（ゆづる）著
社会人1年目で背負わされた借金地獄から抜け出すために
試行錯誤を繰り返すなかで、
考え方ひとつで
「幸せ」にも「不幸」にもなるということに気づきます。
※この記事は約1500文字、だいたい3分で読めます。
〇この本を読むと
１）過去の出来事から抜けだすきっかけになる。
２）知らないことは恐いことだと気づく。
３）ちいさなことからでも行動しようと思える。
〇こんな人におススメ
１）自分の「黒歴史」にがんじがらめになっている人。
２）今現在、借金があって返済に困っている人。
３）いろいろな人の人生を知ってみたい人。
〇無知は罪
著者は社会人一年目で家族に数百万という借金を背負わされてしまいました。
理不尽極まりないわけですが、本人はそれも含めて無知は罪であると語っています。
執拗な取り立て。返済のためにまた借金。
ドラマか映画の中でしか知らない世界。
そしてとうとう、にっちもさっちの行かなくなったとき
思いがけないところから幸運の女神（？）は舞い降ります。
行動することで、運はあとからついてくる。
考え方次第で不幸にも幸福にもなれる。
著者が乗り越えられたのは、ずっと続けていたある「習い事」の影響が大きいです。
苦楽さえも楽しいと感じられるような、夢中で続けられることがあるということは
人生に彩りを与えてくれる、かけがえのない宝物のようなものなのだと思います。
本書を読んで、わたしが一番共感したのは、
”「人と自分を比べる」時点で可能性という「運」をつぶしている気がします。”＜引用＞
というところです。
人と比べることがよくないことなのは、
色々なところで言われていますが、
可能性や運までも、つぶしているのだとしたら
どれだけ弊害が大きいのでしょう。
わたしは、人と比べないためには
「他人の人生を知ること」が大事だと思っているので、
二重の意味でもこの本はおススメです。
「黒歴史は漂白できたけど、真っ白にはならなかった」
わたしは、
「真っ白にする」=「なかったことにする」なんてできないので、
それでいいのだと思います。
本当の意味で黒歴史が漂白されるときって、
自分の経験が誰かの役に立ったときなんじゃないのかな。
※※※※※米
長いこと生きてると、人に言えないこと、恥ずかしくて消えたくなること、たくさんありますよね。
それでもこうして、「黒歴史」を書いてくださった弓弦さんに、最大級の敬意を表します。
【多重債務】 黒歴史を漂白する方法: 借金総額が年収より毎月返済額が月収より多い状況を解決した薄給OLのリアル逆転法
弓弦（ゆづる）著
いろんな人の人生を知ることで、
新たな自分を知ることができる。
知らなかった世界、
新しい視点、
多様な考え方。
これからもわたしが
「この人の人生、興味深い！」
「この考え方、いいな」
と思った人を紹介していきます。
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