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「NO」と言える勇気がほしい

「あれやっといて。」

「これもお願い。」

そう頼まれて「NO」と言える人ってどれぐらいいるんだろう?

私は昔から頼まれたら断れない性格で、自分のことで手一杯でも頼まれたらついつい引き受けてしまいます。キャパオーバーだって分かってるのに、引き受けてしまう。理由は簡単。

「嫌われたくないから」

これに尽きます。人に嫌われるのが怖い。だから多少無理をしてでも、頼まれたら断らない。唯一断るとしたら、他の人の迷惑になる事。あとは、お金絡みの頼みくらいなものです。

「NO」と言えないのは頼まれ事だけではありません。自分が嫌だなと思う事に対しても明確に「嫌だ」と言うことが出来ません。「嫌だ」と拒否することで相手に不快に思われるのが嫌なのです。だからそういう時は愛想笑いで誤魔化したり、なるべくサラッと流すようにしています。

でも、本当はこんな曖昧な自分が大嫌いで。嫌な事は嫌だって言いたし、無理なものは無理って断りたい。でも、出来ない。

「もしそんなことを言って嫌われたらどうしよう。」

そんな不安が胸をよぎって、喉まで出かかった声はズルズルと胸の中に引き戻されていく。行き場のない言葉たちは頭の中をぐるぐる駆け巡って私の頭を重くする。自分に余裕があるときは何てことないけど、ちょっと気持ちが傾くと途端に弱音が零れ出す。

「いつまでこんな風にしてればいいんだろう…。」

いつも本当の自分を押し殺して、皆に嫌われないように立ち回って。でも、それって一体誰のため?自分を守るためにしてきたことが、今まさに自分の首を絞めている。もうこんなこと、やめてしまいたい。

だから、最近ちょっとした試みに挑戦しています。それは、

控えめにでもいいから、無理な時はちゃんと相手に「NO」と伝えること。

最初は「NO」と明確に拒絶の言葉を使うことで、相手からも私のことを拒絶されるのではないかと不安でいっぱいでした。だから初めて「NO」と伝える時は勇気が要ったし、今思えばものすごく控えめな言い方の「NO」だったと思います。

でも、実際に「NO」と伝えてみると皆「ああ、そう。」と軽く受け止めてくれて、正直ちょっと拍子抜けしました。

「今まで悩んでた事って私にとっては大きかったけど、他の人にとっては些細な事だったんだな。」

まだまだ毅然とした態度で「NO」と言うことはできないけど、私のスピードで少しずつ「NO」も伝えられるようになりたいです。


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