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子育てって、何だろう。

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子育てが教えてくれる私の形。家族の形。
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懲りるを演出する。それが親としての私のテーマ。

保育園に送って行ったら、息子のロッカーから靴下2組。もちろん使用済。そういえばこないだ迎えに行った時、履いてないなとは思っていた。ウチの靴下の在庫が減ったなとも感じていた。そこにあったか!! さて、私の親としてのテーマは「懲りるを演出する」である。 困ったことにならないと、気が付かないのが人間だと考えていて。 「もうこりごり」ってなってから、やっと自分の頭で考えてやれるようになる、と、思っている。(←自分がそうだっただけ。低レベル。) その「こりごり」を演出しようとでき

男の子の自由

少し前に見たドキュメンタリー。1920年代にNYの百貨店にアンケート行ったところ、半数以上がピンクは男の子の色と答えた、とあった。その後玩具メーカーによって常識が操作されてゆく。 先日、5歳の息子が沢山の色の中から選んだブーケは、これでした。 握りしめながら帰り道に「1個だけ青があるよね」と。 色はそこにあるだけなのですね。   ちなみに、 私は、ピンクにときめかない。ブルーやグリーンの方がずっと好き。保育園の3年間、藍組、青組、緑組に通った。毎日そんな色の帽子を被

許し方を教えてもらったことがありますか。

許し方を教えてもらったことはありますか。 「ありがとう」と言いなさい。 「ごめんなさい」と言いなさい。 とは教えてもらって来たけれど、 許し方を教わった記憶がない。於私歴。 「ごめんなさい」と「いいよ」はセット。 「謝罪」と「許容」はセット。 「喧嘩」と「仲直り」はセット。 仲直りまではできなくても、誰かを憎まずに済んだら、自分はどれだけラクだろう。   友達とトラブルがあって泣いて怒っていた5歳の息子に、 「イヤだと伝えていい。喧嘩をすればいい。心のざわざわがさ

誕生日が嬉しいということ

今日、息子が5歳になりました。 起きてくるなり「もう5歳になった?」と確認して満足げ。 数日前から、保育園のクラスのあの子はもう5歳、あの子はまだ4歳だと位置付け、自分はもうすぐ5歳になるんだよ、と、5歳に仲間入りできることがあたかも誇らしいことであるかのように、興奮気味に繰り返しそんな話ばかりしていた。 たった数日の違い。取るに足らない違い。そこに優劣を見出したがるのは、意味を見出したくなるのは、人間の性か、親の育て方がそうさせるのか。 ふと、 早く生まれる、とい

非常に残念ながら5歳を前に息子がひらがなを覚えてしまった

何かを言葉で表現しようとして、百点を取れたと感じたことはない。どんなに言葉を並べても、気持ちと完全にフィットすることはない。時には気持ちよりも大袈裟な言葉になってしまったりもする。 ラジオで話すのを生業にしている私は、長いことそのギャップに苦しめられているから、息子には、なるべく長い時間を文字のない自由な世界で遊んで欲しいと願ってきたのだけれど、子どもの吸収力というのは、驚くほど早く、5歳を前に、最近とうとう彼はひらがなを読めるようになってしまった。 これまで何度かひらが

まさか!あの頃読んだ絵本がこんなにも!?

何十年かぶりに読んだ「おしいれのぼうけん」に驚愕。ねずみばあさんが怖いだけだと思ってたこの本、怖さは他にありました。子供を支配しようとする大人たちや傍観するだけの子供たちがとにかく怖っ。昭和49年初版の絵本、私はこれに疑問を持たず育ってきた世代だと改めて感じました。違う読み方がされる時代がきて良かった。 子供を押し入れにいれる、、って、、ないよなぁ、と思いながら、思い出したのは、そういえば、私、子供の頃、時々押し入れに入れられてたなってこと。まぁ、でも、父の名誉のためにいう

妊娠と出産について。男が知らない女の気持ち。もちろんこれは、私の場合。

子供を産むことは幸せかと尋ねられたら、 そういう側面もある、と答える。 出産には幸せでない側面がとても多いと、私は、思う。 実際、私にとっては、喜びよりも、恐怖と不安の方がずっと大きかった。 それに、誤解を恐れながら言うと、 出産は、私の自由を奪った。私の夢も奪った。 そんなひねくれたことを思ってしまう。 つわりが、ひどかった。入院とまでは行かなかったが、激しくなったり軽くなったしながら、それでも四六時中、船酔いしてるような、そんなつわりだった。 スーパーのお

目に見えているものの名前をただ声に出して呼ぶ4歳児〜感動が減ったなぁと感じている私へ〜

4歳の息子。目に見えているものの名前をただただ元気に声に出す、ということがよくあります。 散歩している途中には、 「パトカー!!」「バス!」「葉っぱ!」「お花!」 と大きな声に出し、買い物に行っても、 「いちご!」「お肉!」「ブロッコリー!」 と好きなものや最近食べられるようになったものの名前を呼ぶのです。先日は和菓子コーナーで見つけたおはぎを「うんこ!」と大声で呼んで、私を大爆笑させました。そこにいた店員さんも一緒に笑ってくれて救われました。 とまぁ、とにかく息

ウソか?マコトか?4歳児の言葉の整合性。悩ましい親心。

保育園に迎えに行った帰りの車の中で「今日お散歩どこへ行ったの?」と聞いてみた。 「初めてA公園に行ったよ」 と返答をした息子。 ところが!この答えが!とんだ嘘っぱちなのであります!! 保育園と家庭がやりとりする連絡ノートには、 「久しぶりにB公園に行った」 と書いてある。 「初めてA公園に行った」 という息子の答えは、とんだ嘘っぱちなのであります!! でも私、彼の言葉を正しませんでした。彼自身、自分が嘘をついたなんて思っていないはずだから。 では、息子の言

鼻くそを食べる息子に「お味はいかが?」と聞いてみる。我が家は「ダメって言わないキャンペーン」中。

私の場合、子育てで一番萎えるのは、息子に「ダメ」と言っちゃった時。 だって、自分が子供の頃、「ダメ」って言われるのが一番嫌いだったから。もちろん大人になった今も「ダメ」って言われるのがめちゃくちゃ嫌い。やりたいことのできない人生なんて全くもってつまんない!それなのに自分ってば息子に「ダメ」って言ってばかりなもんだから、必然的に超萎える。 なのに、萎えながらもついつい口に出るのはダメダメダメダメ。息子のやることなすことあれもこれもにダメダメダメダメ。もう、ダメって言っては萎

ダメ、絶対

あれもこれもそれも ダメダメダメ。 1日に何度も口にする。 本当に駄目な事なんて 数えられるだけしかないんだけどなぁ。  わかってるんだよ。わかってる。 でもねー、 言っちゃうんだ、子育てしてると。 オトナの都合。母の都合。私の都合。 手のひらや手の甲まで キャンバスにしちゃうこの発想。 人の子なら 素敵 って思えるんだろうけれど、、 でも、、、自分の子だから 洗うのは私。 インクが口に入ってお腹でも壊したら 看病するのは私。 外出した時に他のお母さんから あんなと

文字も時計もない世界

息子が字に興味を持ち始めてしばらく経つ。 でもまだ教えたくない。 文字という知識の代わりに 何かを失ってしまいそうだから。 科学で証明されていないことの方がずっと 楽しかったり 怖かったり 魅力的だったりする。 知識が邪魔をすることがあるから。 わからないからおもしろいのだ。 だから、 文字のない世界でもっと遊ぼ。 時計のない世界でもっと遊ぼう。 三歳の息子は、 まだ字が読めません。 そして、まだ時計が読めません。 彼は一体どんな世界に生きてる

さよならって悲しいこと?

「さよならって悲しいこと?」 3歳の息子の突然の一言。 仲良しの女の子が今月末で転園するという。 お昼ごはんの終わりを合わせて 一緒ににパジャマに着替え、 手を繋いでお昼寝に向かうのが二人の日課。 彼女がいなくなったら、 息子は何を感じるかな?  息子にその子が転園しちゃったらどうするの? と尋ねてみた。 「他の子とお昼寝行く!」 とケロリ。 「次の保育園は違うおもちゃがいっぱいあるんだって!」 とも。 転園する彼女が少し羨ましいようですらある。

母と息子の暗号みたいな。

我が家の日本語習得中の3歳児。 たつのおしごと。 きっくー。 ごみばすて。 へりぽくたー。 はんばんがー。 しゅろとーぷ。 惜しいっ!だったり、なんだそれー!?な日本語を話します。でも、母の頭には?は浮かびません。日々が生んできた母と息子の暗号みたいな共通言語、母にはすぐに理解することができるのです。他にもいろんな言葉があるんだけど、すぐには思い出せないや。笑。 息子の送迎に保育園に行くと、子供達がたくさん話しかけてくれるのだけれど、よくわからない時がどうして