母と息子の暗号みたいな。
我が家の日本語習得中の3歳児。
たつのおしごと。
きっくー。
ごみばすて。
へりぽくたー。
はんばんがー。
しゅろとーぷ。
惜しいっ!だったり、なんだそれー!?な日本語を話します。でも、母の頭には?は浮かびません。日々が生んできた母と息子の暗号みたいな共通言語、母にはすぐに理解することができるのです。他にもいろんな言葉があるんだけど、すぐには思い出せないや。笑。
息子の送迎に保育園に行くと、子供達がたくさん話しかけてくれるのだけれど、よくわからない時がどうしてもある。そんな時、隣にいるお母さんたちがすぐに完璧に通訳してくれるのを見て、自分と息子もこんな関係を築けているのかなぁと思えて、それが小さなにエネルギーになっているのです。
3歳を過ぎて、最近はすこし余裕も出てきたけど、育児って、ほんと待ったなしで。トイレすら行きたい時に行けなくて、一緒にお風呂に入ったならば自分の髪を十分に洗えることなんてまずないし、どんなになだめて機嫌とっても泣き止まず、何を言ってもいやいやいやいやダメダメダメダメ。人生でそこまでダメ出しされたこととか否定されたことないですよってくらいの否定の嵐。子育て中の母の人権はどこにあるの?なんて、イライラして、声を荒げて、その荒げた声にモーレツな自己嫌悪に陥って、泣けてきちゃって、、そんなことの繰り返し。毎日一緒にいるのが苦しいことがあったなぁ。。。いまでも時々逃げ出したくなってしまうことがあるけれど、私と息子にしかわからない暗号みたいな会話が成立するのは、そんな毎日が作ってくれたご褒美みたいなものなのかもしれないな。それを小さなエネルギーにしてなんとか子育てができている気がします。
日本語としては間違っている言葉たち。本来なら直すべきなのかもしれないけれど、きっとすぐにでも正しく使えるようになっちゃうだろうから、今は直さずにもう少しの間、母と息子の暗号みたいな言語での会話を楽しみたいと思っています。
だって、もうシュロトープとは言わなくなってしまいました。いつの間にか自分でカットしてまっすぐ貼れるようにまでなってしまったんです、セロテープ!!
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